暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ようこそ☆ロキのロキによるお客様のための遊戯城へ〜V〜
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れた。だけど視界の方はすぐに回復。耳鳴りは全然治らないけど。そして一番に視界に捉えたのは、場外にまで吹き飛んだシグナム一尉の姿。シャマル先生とキャロとイクスに治癒魔法を掛けられている。

真技(セグレード)・・・!」

今まで以上の巨大な炎の竜巻を纏わせた“レーヴァテイン”を地面に突き刺した。セシリスさんから闘技場全体を覆い尽くそうとする炎の渦が拡がり始める。地面に足を付けていたら間違いなく呑み込まれると思って、宙にミッド魔法陣を展開、足場として避難する。
レヴィも飛行魔法で空へと避難。闘技場全体の地面を覆い尽くした炎の渦。それが宙に居るあたしやレヴィを呑み込もうと噴き上がってくる。さらに上へ上へと避難。高さはもう4mくらいまでになった。

顕現せよ劫火(オールデン・シャーヴィ)・・・!」

炎の渦がセシリスさんの居るであろう中心へと逆戻りしていく。炎の過ぎ去った所々には小さな炎の塊が燻ぶってる。セシリスさんの姿が視認出来た。“レーヴァテイン”を様々な軌跡で振るって、足元に在る炎の渦を振り上げつつ刀身に集束させていってる。
そして、

其は秩序を(インモルターウ・)再誕するもの(プルガトーリオ)!!」

“レーヴァテイン”の剣先を地面に擦りつつ思いっきり振り上げた。セシリスさんの足元から10数mくらいの火柱が立ち昇る。さらに炎の渦がもう一度広がり始める。その速さはさっきと比べられないほどに速く、地面に燻ぶっていた炎が炎の渦に触れた瞬間、巨大な火柱となってさらに天を衝く。炎の渦が壁へと当たり、壁を沿って一気に噴き上がる。

(闘技場の空陸全てが攻撃範囲なわけね、結局は)

防御も無意味だと判っているから、もう何もしないままに足元から噴き上がってきた炎の渦に呑まれることにした。これがゲームだけの魔術じゃなくて、実際に行われていた戦争に使われた魔術だなんて・・・。心底この時代に生まれて良かったとしか言いようがない。

†††Sideティアナ⇒フェイト†††

シグナム達が負けた。今は横にされて眠ってる。ただ気を失ってるだけで、どこにも外傷はない。そういう仕様だそうだ。カーネルさんの攻撃で負けたはやてとヴィータもそうだったし、ひとまず安堵。

「やり過ぎだセシリス! 真技を使うまでもなく、もう決着はついていただろうが!」

ルシルがセシリスさんに詰め寄って怒鳴り散らす。でもセシリスさんは「やるからには徹底的に、だよ。ルシル」と指で耳栓しながら告げる。

「さて。ではお題をミスしたペナルティーを発動します」

「話は終わってないぞっ!」

ルシルを無視してそう告げて、指を鳴らす。ポンっと間抜けな音と一緒にシグナム達が煙に包まれた。あれ? これ、なんかデジャブ。“機動六課”時代でも似たような事
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