暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ようこそ☆ロキのロキによるお客様のための遊戯城へ〜V〜
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レ色の幾つもの閃光が断続的に噴き出し、セシリス殿を呑み込む。

「づっ――うぅがぁぁああああああああああああっっ!!?」

二色の閃光の中からセシリス殿の断末魔が聞こえてきた。だが、その閃光すら呑み込もうとする炎が生み出される。これには焦り、ティアナとレヴィが頭上の魔法陣へ跳躍。レヴィが魔法陣に手をつく。レヴィが集束役で、ティアナがトリガー役のようだ。魔法陣の直下にスミレ色の光球が発生、周囲の魔力を集束させて巨大化させていく。

「はぁはぁはぁ・・・・そんな魔力を、こんな至近距離で・・・!?」

セシリス殿が本格的に焦りだし、拘束を解こうとさらに炎を体から噴出させる。ブチブチと拘束条が焼き切れていく。急げ、レヴィ、ティアナ。そして、ティアナが“クロスミラージュ”の銃口を魔法陣の中央に当てた。後はトリガーを引き、魔法陣の直下にある巨大な光球に砲撃を撃ち込めば・・・。

「「ムーンライトォォ・・・ブレイカァァァーーーーーッッ!!」」

炎帝セシリスを撃破するための最後の一撃が放たれた。

†††Sideシグナム⇒ティアナ†††

決まった。レヴィのムーンライトは、発動に参加した魔導師の魔力をも使う集束砲。今回はあたしとレヴィ二人分の魔力、そして周囲の魔力、かなりの高威力になったはずだ。
スミレ色の閃光によって潰されてた視界が元に戻り始めて、ようやくセシリスさんのライフゲージを確認した。間違いなくゲージは黒く染まってる。それが示すのは、あたし達の勝利だという事だ。だけどまだ実感がわかず、勝利の喜び合う事もないままベルカ魔法陣から降りる。その直後、

「本当に負けるかもと思いました」

うそ・・・でしょ? ゆっくりと背後に振り向く。そこにはボロボロだけど、確かにしっかりと両足で立って、螺旋状に燃え上がる炎を足元に発生させてるセシリスさんが居た。ちょっと待ってよ。だって確かにライフゲージは黒に染まって・・・いない!? よく見れば徐々にゲージが黄色くなっていく。

「まさか、ずっと発生させてた炎を吸収して回復し続けてたの!?」

たぶんレヴィの言う通り。ムーンライトを受けてる間にも炎を吸収し続けて、ライフがゼロにならないようにしていたんだ。さっき見たゲージ、たぶんよく見れば僅かに残っていたのかもしれない。
セシリスさんがコツコツと軽い足取りで歩きだす。そして、それは一瞬。姿を見失ったと思ったらシグナム一尉の背後に居た。炎を纏った“レーヴァテイン”を縦一閃。炎の壁をシグナム一尉との間に生み出して、大きな半球状の炎の膜を纏った左拳で炎の壁を殴りつける。

「これにて貴女とは決着です!」

――真炎焦火煉爆焔焼打(アウテンチカ・ヘキエィン・インフェルノ)――

視界が大爆発によって真っ白になる。また視聴覚を潰さ
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