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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ようこそ☆ロキのロキによるお客様のための遊戯城へ〜V〜
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赤。だが、まだだ!

――シュトゥルムヴィンデ――

ほとんど刀身の無い“レヴァンティン”を振るい、衝撃波を発生させ至近距離でぶつける。さすがに想定外の反撃だったのか、セシリス殿は「うぐっ?」と呻き声を漏らし、吹き飛んだ。だが両足で軽やかに着地し、

――疾駆せし業火の獅子(シャーマ・レアオ)――

炎塊となって低姿勢の突進攻撃。見るのは三度目。先程よりさらに速いようだが、それでも直線的な突進故に避けやすい。大きく横移動して回避・・・した矢先、セシリス殿の行く手にムスペルヘイムの魔法陣が生まれ、それを方向転換するための足場とした。
魔法陣を蹴る事での急な方向転換に対処できない私は、「がはっ!?」と、その突進の直撃を受けた。踏ん張る事も出来ずに弾き飛ばされ、背中から地面に叩きつけられる。

『シグナム!』

アギトの心配にも答えられないほどのダメージを受けてしまった。体内をめちゃくちゃにされたように気持ち悪い。だが倒れたままでいるのはまずい。

「シグナム一尉!」「シグナムさん!」

――ファントム・ブレイザー――

――紫光掃破(ハーツイーズ)昇華(エクステンド)――

ムーンライトをいつでも発動出来るように準備していたはずの二人からの援護砲撃。

――轟煉甲冑(アルマメント・ヴウカオン)――

足元より噴き上がる炎を纏い、二条の砲撃をかき消す。それと同時に立ち上がった私に、「今、楽にしてあげます」とセシリス殿が疾駆してきた。“レヴァンティン”はもう使えまい。ならあとはこの身一つでセシリス殿を止めるのみ。振るわれた“レーヴァテイン”を半身ズラして避け、ラリアットを放つ。首が閉まり呻き声を漏らすセシリス殿をそのまま腕で拘束。

「アギト!」

――捕獲輪――

ここで、アギトが捕獲輪を発動。セシリス殿の左腕と右足を捕獲した。突然の拘束に、セシリス殿は一瞬驚愕。しかし捕獲輪を破壊しようと拘束されている部分に炎を集中した。今こそ好機。セシリス殿の腰に両腕を回してしがみ付く。「一体何を!?」と驚きの声を上げているセシリス殿を、捕獲輪が破壊されるとほぼ同時にバックドロップ。ズドン!と後頭部から地面に叩きつけられたことで、一瞬とはいえ隙を生まれた。

『「「レヴィ!」」』

「任せてください!」

――紫光瞬条(マナクル)――

――チェーンバインド――

セシリス殿を拘束していくスミレ色の拘束条と橙色の鎖。抜け出そうともがいているが、もう遅い。セシリス殿を中央として、ティアナとレヴィが対角線上に立つ。準備は整った。巨大なベルカ魔法陣が三人の足元と頭上に展開される。

「「はああああああああああああっっ!!」」

二人の気合の咆哮と共に、頭上と足元の魔法陣から橙色とスミ
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