暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ようこそ☆ロキのロキによるお客様のための遊戯城へ〜V〜
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『時間稼ぎは私に任せてくれ。必ずおまえ達に繋げてみせる』

『了解しました。レヴィ、お願いね』

『おぉっしっ! やったるぜい!』

二人の承諾も得た。ならば、セシリス殿の隙を作るために頑張らなければな。

――疾駆せし業火の獅子(シャーマ・レアオ)――

セシリス殿が炎塊となって低姿勢で突進してきた。大きく横っ跳びし回避。先程と同じように轍から火柱が幾つも連続で噴き上がる。すでに効果範囲からは離れているため脅威ではない。セシリス殿は停止し、

「はっ・・・!」

――炎熱波神断刃(リベラサオン・プレーザ)――

カーマインに光輝く6m近い長さの剣閃が幾つも飛来してきた。今度は受けに回らない。回避し続ける。途切れたところで、鞘から“レヴァンティン”を抜き放つ。

――飛竜一閃――

シュランゲフォルムと化した“レヴァンティン”による砲撃級斬撃。セシリス殿が驚愕に目を見開き、だがすぐさま余裕の表情へと戻す。

「素晴らしいっ!」

――火炎龍天昇牙(エフピサオン・ヴルカニカ・ヂ・ドラガオン)――

“レーヴァテイン”の刀身に火炎を纏わせた状態で真っ直ぐ上空へ跳躍。炎の龍のように天へ昇るその姿。飛竜一閃を真っ向から上空へと弾き返した。

「まだだっ!」

――シュランゲバイセン・アングリフ――

弾かれた連結刃を操作して、宙空に居るセシリス殿を包囲しつつ突撃させる。「連結刃とはまた珍しいですね!」と迫る剣先を弾く。が、完全に破壊されない限りはいつまででもどこまででも追撃する。追撃しては捌かれ、追撃しては捌かれ、を続ける。

「これは意外と厄介な・・・ならば!」

セシリス殿は“レーヴァテイン”の刀身に連結刃を絡ませる。ギチギチと刃が擦れ合う音が響く。そして、

熱波震断刃(アセッソ・グーミ)・・・!」

数千度の高熱を発して攻撃力を上げる術式を使い、「次戦は出れませんし、壊れてもいいですよね」と刀身に絡ませていた連結刃を破壊した。そのまま私の元へと突撃してきた。“レヴァンティン”をシュベルトフォルムへと戻す。刀身が半分になってしまっているが、戦闘不能になったわけではない。まず迎撃するのはアギトの炎弾ブレネン・クリューガー、数は十一基。

「武器が折れてもやはり戦いを続行するんですね、騎士は」

余裕で炎弾を切り捨てていく。今度は私だ。着地したばかりのセシリス殿を紫電一閃で迎撃。拮抗はしたが、やはり攻撃力は断然“レーヴァテイン”が上回り、

「これでもう立ち向かっては来れないですよね?」

「くっ・・・!」

『レヴァンティンが!』

アギトの悲鳴。“レヴァンティン”がジュージューと音を立てて真っ二つに断ち切られた。切断面は熱せられた鉄の如く真っ
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