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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ようこそ☆ロキのロキによるお客様のための遊戯城へ〜V〜
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どうなるんですか・・・?」

ヴィヴィオがおずおずと訊ねる。するとカーネルさんは「パパ?」って目を見開いた。ルシル君とヴィヴィオを交互に見回して、「ルシル! お前、いつ子供なんてつくりやがった!?」と怒鳴る。ルシル君がそれに対して何か言い返そうというのを無視して喋り続ける。

「母親は!? この中に居るのかっ!? だったら羨ましいぞ、おい!というかあまり似てないな・・・? オッドアイだけは受け継がれてるが。ん? そういやそこのお嬢さんもオッドアイだよな。おいおいおい、まさか二人も子供をつくって――」

ヴィヴィオとアインハルトちゃんに詰め寄って、顔を近づけて二人を眺めるカーネルさん。さすがにそこまで女の子をジロジロ見るのはどうかと思うんだけど・・・。二人も引いてるし。シグナムさん達がカーネルさんの行動を止めるために動こうとしたところで、

「ヴィヴィオとアインハルトが怯えるからその辺にしておけ、馬鹿者ぉーーーーっ!」

全力疾走で戻ってきたルシル君のドロップキックが、見事カーネルさんの側頭部に直撃。「げべらっ!?」って妙な苦悶も漏らして、カーネルさんは床をズリズリ滑って行った。ルシル君は「そんなプライベートな問題に楽しげに首を突っ込むな、ボケ!」ってヴィヴィオとアインハルトちゃんを守るかのように、カーネルさんと二人の間に割って入る。

「話は聞いていたぞ。お前を倒した事で、このエリアをクリアしたんだな。ならもうお前と関わっていられないな。というわけでさっさと次のエリアに飛ばせ」

「痛っったいなぁ。ああ、もう行っちまえ。バーカバーカ、ルシルのアホー。だが忘れるな? ここで俺を退けたとしても、この奥には俺以上の魔術師が居るってことを」

あ、あれ? カーネルさんてこういうキャラだったの? 記憶の中だともっとカッコ良かった気が・・・?
ううん、それより。それは他のアンスールのメンバーが居る事を示している、という事でいいんだよね?
アンスールの事を知るみんなと顔を見合わせて、最後にルシル君を見る。

「アンスールと戦うのはどうせお題を拒否した場合だけなんだろ? なら警戒する必要はないな。お題をきっちりクリアすればいいだけなのだから」

ルシル君は冷静に告げる。確かにそうだ。戦うのはペナルティーの時だけみたいだし。たとえ戦う事になって負けたとしてもスタート地点に戻されるだけ。みたいなんだけど、カーネルさんは肯定も否定もしない。あの顔。隠し事してる顔だ。そう思ったところで、足元に光の円陣が生まれた。

「とにかく遊べば判る。じゃ、お嬢さん達を2ndステージへ転送するぜ」

光の円陣がゆっくりと上がってきて、足元から消えていく。そこでルシル君が「おい、私はどうなるんだ!?」って、カーネルさんの胸倉を両手で掴んで揺する。
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