暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第44話 モヤモヤは仕事にぶつけ……られない?
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で海産物関係の指導の時に伝えておけば、……二度手間になってしましました。失敗です。
さて、この中でカトレアが喜んでくれそうなのは、……やっぱり、洋菓子系が一番無難かな? バームクーヘンでも作るか。専用のオーブンを用意しなくとも、フライパンで作ろうと思えば作れるし。フライパンで焼いた物なら、型を作って抜けば見た目も合格点でしょう。
料理はこんなところでしょう。公爵の手紙では来週到着との事なので、コック達と新しい特産品と調味料を使った料理の創作(再現?)をしなければなりません。
仲直りすると言う明確な目標が出来れば、以前の様なモヤモヤやイライラも感じません。スッキリした顔の私を見て安心したのか、ジャックとピーターもそれぞれの親の手伝いに比重を置くようになりました。
いくつかの料理の創作(再現?)に成功し、公爵達に出すメニューが決まると、途端に暇になってしまいました。
暇になったからと言って、ジャックやピーターは親の手伝いがあります。それを邪魔してまで、私に付き合えとは言えません。
ボーっと何も考えずにいると、アナスタシアが訓練着を着て外に出て行くのが見えました。それを見て居たら、アナスタシアが選んだ武器が気になりました。
始めたばかりの頃は、ロングソード・槍・刀等を振り回していたので放置して居ました。暫くして
鞭
(
ムチ
)
やダブルブレード等の少し変わった武器を振り回し始めても、まだ私は黙って見ていました。しかしディル=リフィーナに行く少し前に、ネタで作った洒落武器を振り回している時は流石に止めました。……主に、ハリセン(鉄製)とか、道路標識の斧(一時停止。斧の厚みを感じさせない様にするのに苦労した)とか、仕込箒(ケミカルアンバーな人が使ってたやつ)とか、終いには樽……いえ、なんでもありません。
アナスタシアの口ぶりからして、新しい武器にもだいぶ慣れて来ているはずです。そろそろ見せてもらっても良いでしょう。と言うか、母上を説得する以上、変な武器を選ばれるのは避けたいです。
「アナスタシア」
「な〜に? 兄様」
これから訓練に行こうとしているアナスタシアを呼び止めます。
「そろそろアナスタシアが選んだ武器を紹介してほしいのですが」
私がそう言うと、アナスタシアは笑顔になり……
「兄様? もう 形になるまで秘密って言ったじゃない」
ですが私は、アナスタシアが一瞬だけ目をそらしたのを見逃しませんでした。
「……アナスタシア」
「な〜に?」
「いったい何を隠しているのですが?」
良く考えてみれば、アナスタシアなら少し前の私に積極的に関わろうとするはずです。ジャックやピーターに頼んで、人任せにするなど考えられません。絶対何かを隠して
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