暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第44話 モヤモヤは仕事にぶつけ……られない?
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がある時に指導しに行くだけになりました。

 温室内の作業員も決定していて、完成しても要所要所に私が指導に行く以外はやる事がありませんでした。当然、常に側に居るわけではないので、仕事のスピードにも干渉出来ません。

 ……仕事とられました。と言うか、締め出されました。私が参加すればもっと早く終わるのに。

 続いて畜産系ですが、これも仕事にありつけませんでした。それと言うのも王立魔法研究所(アカデミー)で孤立していた研究チームを、そのまま引き抜いたからです。彼らは品種の違う家畜を配合して、新しい品種を作ろうとしている研究者達で、|合成獣(キメラ)等の魔法学に頼らない姿勢を上から疎まれていた者達です。エレオノール様経由でその存在を知り、研究所(+牧場)と相応の予算を出すことを条件にドリュアス領に招きました。彼らの中には水メイジも居て、研究の為獣医も兼任してくれる事になりました。窓口になってくれたエレオノール様には感謝しています。

 彼等は私の年齢から、最初は良い顔をしていませんでしたが、聞きかじりの現代畜産学をロバ・アル・カリイエの事として教えたら、やたら懐かれてしまいました。競馬やひき馬競馬の話をしたのも不味かったです。……待てよ、競馬やひき馬競馬は使えるな。と言う訳で、この事を父上に話したら即座に許可が下りました。ジルダだけでは手が足りないので、ようやく作業に没頭出来ると思ったら、マギ商会から新たにギスランと言う商人が派遣されて来ました。

 ……また締め出されました。

 更に芸能娯楽関係ですが、忙しかったのは一部の人選を選ぶまででした。劇のシナリオや演奏の話をしている時にディーネが乱入して来たのです。私には、ハルケギニア向けにシナリオをアレンジするのが下手だったので、ディーネが来てくれて正直助かりました。

 そして演舞ですが、薄暗い室内で六角形の舞台に半サントほどに水を張り六角形の端に、それぞれ赤(火の精霊)・青(水の精霊)・黄(土の精霊)水色(風の精霊)・緑(木の精霊)・紫(人間)に色と形を象ったランプを配置して、ディーネに白い衣装を身に纏ってもらい剣舞を踊ってもらいました。ディーネの白い衣装が、動くたびにランプの光の色に染まり幻想的でした。

 それが原因と言っては何ですが、周りがディーネ中心で動くようになり、何時の間にか私の立場が無くなっていました。この状況で私のポジションが、ディーネの相談役に落ち着いたのは仕方が無いと言えるでしょう。しかもその現状を知った父上が、ディーネを責任者に任命したのです。まだ不足している人員は居ますが、もう私が関われる余地は無さそうです。……泣いても良いですか?

 ……また仕事を ……また締め出されました。凄く凹みました。



 仕事がありません。しかし、じっとして
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