21話
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の男がどうやってルーテシアとガリューを倒したのか?そもそも二日前から外出し転送ポートへの細工により戻って来れなくなっている男が何故目の前いるのか?
「ディード」
「(こくん)」
二人は連携を取り、そうそうに夕を撃破することにした。ガジェットを操り、夕に突っ込ませる。夕がガジェットを撃破したことで生まれる隙をついてオットーが光線が放つ。夕は最低限の動きでこれをかわす。そこにディードが二刀流の光剣で斬りかかる。見事な連携である。
「見事な連携だ。教科書を見てるようだ。故に脆い」
だが、相手が悪い。二人の稼働時間は長くない。実戦経験もほとんどない。そんな二人では戦闘データの無い夕の相手は厳しすぎたのだ。斬りかかってきたディードの腕を裏拳で弾き、剣の軌道をあっさり変える。そのまま、連続蹴り人体の急所を蹴る。
「がはっ!」
「ディード!この!」
オットーは夕をバインドで縛り、光線を放つ。夕はバインドをあっさり壊すが光線はもう避けられる距離ではなかったので手刀で切り裂く。夕は分解する波動(アナライズ・ウェーブ)を手に纏ったのだ。数年前より進化したアナライズ・ウェーブは実体のないエネルギーなら魔法でなくても分解できる様になった。
「なっ!?」
ここで戦闘経験の少なさがでる。オットーは自分の攻撃がいとも簡単に破られたことに驚愕し動きを止めてしまったのだ。その状態で攻撃をくらい意識を手放す 。
「終わったな」
「まだよ〜」
空にホロウィンドウが開き、メガネをかけた女が映し出される。
「まさか、お嬢様だけてなく。ディードちゃんとオットーちゃんまで倒すなんてびっくりしたわ〜」
「それはどうも、それで次はあんたがくるのか?」
「そうね〜うん。そうさせてもらうわ」
夕の前にメガネの女が現れる。ただし、その数は50を優に超えている。
「たくさんで押し掛けてごめんなさいね〜」
「幻術か?」
「そうよ。どれが本物かわかるかしら?」
「見ただけじゃわからないな」
「そう。た〜ぷりいたぶってあげるわ」
こいつ性格悪いな。さて、どうするか?……よし、もっとも簡単な方法で行くことにしよう。
夕は足を開いて曲げて、全体的に前屈みになり目を閉じる。
「そうそう大人しくしててね〜」
その体勢を諦めたと思ったのか笑う。夕は一度、大きく深呼吸して目を開く。
「はぁぁぁぁぁ!!」
夕の体から赤いオーラが溢れ出し、巨大な赤い鬼が見える。
「お、鬼!?」
夕の威嚇にクワットロは怯える。
「そこっ!空弾 巨牙!」
クワットロの本体は吹き飛ばされる。
「どう…して?」
「お前が俺の威嚇に怯えて集中力を乱したことで幻術がぶれたんだよ」
「人間…ふぜいに」
「寝て
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