21話
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死亡した局員が複数いるらしく。局は前以上の人手不足に陥っているらしい。そんな中で成功するかもわからない新人部隊長の部隊に人員を割くことはできないと上層部の一部ががはやての部隊設立に反対したらしい。実際、剣が三提督に進言し、はやてが聖王教会に強い協力を求めなければ、設立すら怪しいところまで行ったらしい。
イレギュラーか転生者かわからない存在により原作が完全崩壊するところだったのだ
「はやてが部隊を設立するのは。次の原作が始まる上では絶対になければならないことだ。それが僕が動かなければ設立すら危うくなるなんてどうみてもおかしい」
「………確かに妙な話だ。ならばそれはイレギュラーか最後の能力持ちの転生者の仕業であると考えたわけだな」
「うん。そして僕が一番恐れているのは、イレギュラーか転生者かわからない存在が次の事件の黒幕側の人間であることなんだ」
「あり得ない話じゃないな」
「その存在が黒幕側だったなら。最悪六課メンバーの誰かが命を落とす可能性すらある」
「………」
「僕は全力でそれを防ぎたい。でも僕一人ではどんなに頑張っても一つのところしか守れない」
「そこで俺の力を借りたいってことか?」
「フォワードや隊長になってくれとは言わない。それでも僕がいないときは六課の戦えない皆を守って欲しい」
「その言い方だと、あるんだな?戦えない六課メンバーが危険にさらされる事件が」
「うん。それに何時取り返しのつかない他のイレギュラーが起こるかわからない。それを出来る限り防ぐためにも力を貸してほしいんだ」
取り返しのつかないイレギュラーが起こり、原作が大きく崩壊すれば世界にどんな影響が出るかわからない。平穏な生活のためにも、それだけは夕にとっても防がなければならないのだ。夕は親友の頼みと、過去に無理やり原作キャラに関わらせてきた世界の力への警戒を考えた結果、剣の頼みを受け入れたのだった。
人型の召喚中を連れた少女が六課の中を歩いている。
「この先だね。ガリュー」
少女ルーテシアが頼まれたのは金色の髪の少女の確保である。データにあったヴァイスは先程倒したのでもう彼女達を止められる人物はいないはずだった。
何者かの気配を感じたガリューはルーテシアの前に出る。
「ガリュー?」
ルーテシアが首を傾げた瞬間それはきた。
無数の小さな物体が飛んでくる。ガリューは飛んできた物体を叩き落とす。通常ならそれで終わりなのだが。叩き落とした物体は壁や地面を跳ね返り、再び襲いかかってきたのだ。それだけに限らず。新たにその物体が飛んできてにその数を増やして行くのだ。さらに面倒なことにその物体一つ一つにかなりの破壊力があるのだ。
「ガリュー」
ルーテシアが心配そうな顔を向ける。ガリューはすこしそちらを見る。しかし。その行
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