暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
それゆけボクらの魔拳少女リリカル☆レヴィたん♪
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っぱりこう賑やかだと心が躍る。ヴィヴィオ達と合流するための待ち合わせ場所として選んだ聖王教会にまで送ってくれるはずのディードの姿を探すんだけど・・・・いない?

「ディード、まだ来てないのかな・・?」

「う〜ん、道が混んでるのかもね・・?」

ディードが車で迎えに来てくれる手筈だったんだけど、エントランスにその姿がない。とりあえずエントランスの真ん中で突っ立っているのもどうかと思って、待合室へと向かう。待合室に入ったと同時に、ディードからの連絡が入った。

『ルーテシアお嬢様、レヴィお嬢様。ディードです。まずは申し訳ありません。どうも事故があったようで、それに伴う渋滞に引っかかってしまいました』

『ヤッハー、ルーお嬢様、レヴィお嬢様♪』

ディードの映るモニターに割り込むようにセインが顔を覗かせてきて、手の平をヒラヒラと振る。するとディードが『運転の邪魔です、退いてくださいセイン姉様』って、セインをモニターの外にまで押し出した。

「「なんだ、セインもいたんだ」」

『ひどいっ!』

モニターの外側からセインが喚く。

「いやだって何でいるの? ディードと違って、セインはわたしとルーテシアのお迎え頼まれてないでしょ?」

「なんかレヴィお嬢様が冷たい。迎えについて来るのは当たり前。友達が来るって言うんだから、迎えに行きたいって思うのは変じゃないと思うんだけど」

「本心は?」

「・・・・・・サボりの口実に使わせていただきました」

「「アウトッ!」」「セイン姉様、それは・・・」

セインってば、お迎えを仕事サボりのための理由にしたなんて。これはちょっと許しがたいかなぁ。シスターシャッハに報告しないと。ディードは話を戻すためにか『コホン』って咳払いを一度。

『そういうわけですので、もうしばらくお待ちいただけますか?』

モニターの向こうで、ハンドルを握りながら申し訳なさそうに目を伏せるディード。セインは『すぐに行くからもう少しだけ待っててね〜』って右手の平だけ出して振ってる。当然それは仕方がない事だって思うわたしとレヴィは、

「ううん、気にしないで。港内のお店とか回って時間潰すから」

「そうそう。だから着いたらまた連絡ちょーだい、ディード」

遅刻くらい気にしないで、って伝える。ディードは『ありがとうございます。では、到着次第連絡しますので、それまでもうしばらくお待ちください』って会釈。セインはまた顔を覗かせて『待っててね〜♪』ってニコニコ笑顔を見せて、通信が切れる。

「じゃ、ディード達が来るまでブラリとしますかっ」

レヴィが床に下ろしていたボストンバッグを肩に提げる。わたしも「だね」と、待合室を出るレヴィに続く。
とりあえずは、ママへのお土産の候補探し。
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