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ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第43話 ハルケギニアよ!!私は帰って来た!!
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・》死んでいたかも知れんがな」
そう言って、HAHAHAHAとアメコミのヒーローの様に笑うオッサン(全裸)に、スピンテイルアタックを放ってしまった吾は悪くないのじゃ。
「なかなか痛いぞ」
「痛くしておるのだがら当然じゃ!!」
なおも攻撃の姿勢を見せる吾に、オッサンは降参のポーズをとったのじゃ。これが5柱の上位精霊(分霊)の集合体と思うと頭が痛くなるのじゃ。
「韻竜よ。貴様の要求は何だ? これ以上我の眷属が無為に傷つけられるのはかなわん。言ってみろ」
この発言は木の精霊の物じゃな。視線を倒れた木に一瞬だけ向けたのが分かったのじゃ。
「先ずはその恰好を何とかするのじゃ!!」
吾の言葉にオッサン(精霊)が頷くと、何やら呪文を唱え始めおった。舞い上がった精霊達が、ようやく話を聞いてくれるようになった事に、吾は内心でホッとしておった。しかしそれもすぐに裏切られたのじゃ。呪文が終わると、オッサンの全身が入れ墨で覆われておった。……無論全裸のままで。
「それはなn……」
「この文様は、我ら精霊を象った物だ。この胸の中央にあるのが、木の精霊を象ったものd……」
ドシィィーーーーン!!
吾が尻尾を地面に叩きつけると、精霊は途端に大人しくなったのじゃ。と言うか、吾からにじみ出る殺気に気付いたのじゃろう。
「……服を着ろ」
オッサンが明らかに不満の表情を浮かべる。
「早く」
「そんな煩わしい物着て居られん」
以前吾が主達に言った言葉が、吾にかえってきおった。吾の返答は、主達をここまで苛立させたのじゃろうか?
「吐くぞ」
吾は殺気を込めながら言った。
「……何を?」
「ブレス」
「この体へ?」
吾は首を横に振る。
「誰に吐くn……」
言い終わる前に、首を横に振ってやる。
「では、どk」
「精霊の大樹」
場がシンと静まり返った。固まるオッサン(精霊)を無視して、吾は精霊の大樹へ移動しようとしたのじゃ。
「分かった。韻竜。要求を呑もう。だが問題がある」
「問題?」
我が振り返り問いかけると、オッサンが大きく頷いてから口を開いた。
「この体に合う服が無いのだ」
そこからがまた大変じゃった。服は買うしかないという結論に達した物の、その時になって初めて吾が主から預かった財布を持っていない事が発覚。わたわたしている所に、オイルーンが財布を持って追いついて来て本当に助かったのじゃ。ホッとしたのもつかの間で、服を買うにも人の居る所に行かねばならぬ。人の居る所へ行くのに必要な服が、人が居る所でしか手に入らないと言う矛盾に頭が痛くなったのじゃ。結局カトレアに救援を要請する羽目にな
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