暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ここは海鳴、始まりの街 〜親バカは永遠に〜
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れ、恋人らしき女性を不機嫌にさせている。どうしてこう男はそういう視点ばかりなんだ? 同じ男として情けないぞ。

「シグナム、リエイス。そろそろやめて、はやて達と合流したらどうだ。というか壊してないだろうな。連続記録MAXなんて」

いつまで経っても終わりそうにないため、そしてこれ以上続けられて破壊されでもしたら面倒なので、二人に歩み寄って止めに入る。男共からは「チッ、羨ましい奴め」「勝てねぇ」「男居んのかよ」等々文句を垂れる。女性たちは「キレー」「え、男の人?」「うわ、うちの彼氏が平均以下に見える」って私に関する事を言う。そこの女性、隣の彼氏が落ち込んでいるぞ。

「セインテストの言う通り、だな。せっかく家族揃っているのだから」

「どちらかが先に999以下になるまでやるつもりだったが、ルシリオンの言う事なら仕方がない」

リエイスはまだ私をパートナーとか思ってるんじゃないだろうな・・?
シグナムとリエイスをはやてのところへ向かうのを見送り、さぁどうしようかと見回す。とりあえず見て回ろうか。リインとアギトは太鼓の達人で、シャマルとザフィーラが見守っているのを確認。すずかとヴィータはクレーンゲームで、アリサが二人の後ろでアドバイスらしき事を言っている。2人はなかなかに苦戦しているな。特にヴィータがさっきから「あ!」って声を上げている。

「あ、ルシル君。ルシル君ってこれ上手だったよね」

「ん? まぁシャルと一緒に空にしたことがあるぞ」

私に気付いたすずかに手招きされて、歩み寄って行く。景品はどれも可愛らしいぬいぐるみばかりだ。すずかもまだまだ子供だな。私は「自分で獲った方が達成感があるんじゃないか?」と一応訊いておく。

「んー、そうなんだけど・・・」

「しょうがないわねぇ、すずか。ほら、ルシル。やってあげなさいよ」

「いや、アリサがやったらどうだ? アドバイスしていたくらいだろ」

そう言うと、アリサが「うっ」とたじろいだ。

(ん? もしかしてアレかアリサ・・・)

確かめるために、アリサの両肩に手を置いて見詰める。

「ちょ、何すんのよ。フェイトって恋人がいてあたしに手を出すなんて許されるとでも思ってんの?」

アリサの突拍子もない発言に「馬鹿を言うな」と呆れつつ、アリサを回れ右。すずかが私の意を汲んでお金を投入。さぁアリサ。君の言うアドバイス通りにレッツプレイ。
アリサは「なるほどね。いいわよ、やってやるわよ。見てなさいよっ」と振り返って意気込んだ。さて、ヴィータはどうだ? アリサのアドバイスらしき事を実行しているようだが。狙いは騎士甲冑の帽子にも付いている“のろいうさぎ”のぬいぐるみ。懐かしいな。まだ残っているものなんだな。

「どうだヴィータ、いけそうか?」

「ち
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