暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ここは海鳴、始まりの街 〜親バカは永遠に〜
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からアリサのようにミットを単純に殴っただけじゃダメなんだ。さっきの私のように振り抜いてミットを奥に叩きつけるような一撃を出さないと」

ルシルはそう説明して、もう一度アリサにグローブを渡した。殴ってみろ、ってことなんだろう。今度はアリサは渋々グローブをはめて、ルシルに言われた通りにミットを殴った。一打目より勢いよく倒れ込んだミット。その記録、162。記録上昇。アリサが「おお」って驚きの声を上げた。

「結局は拳打の打ち方次第なんだよコレは。今のヴィヴィオだって上手く殴れば結構な記録を叩きだせるんじゃないか? まぁ残念ながら十六歳以下は出来ないようだけどな」

パンチングマシーンには年齢制限が掛けられてた。ヴィヴィオが「ホントだ。残念」って、肩を落とした。

「どれ。ならば今度は私が挑戦してみよう」

「ふむ。面白そうだな、私もやらせてもらおう」

リエイスとシグナムが腕捲りしながらパンチングマシーンに歩み寄ってく。どうやらゲームセンターで遊ぶことになってしまったみたいだ。

「あはは、しゃあないなぁ。少し遊んでこか」

「シグナムとリエイスは子供ですね〜♪」「シグナムもリエ姐も子供だな〜♪」

「うふふ。しょうがないですね〜♪」

「たく。これだからバトルマニアは」

八神家、ゲームセンターに入店されました〜。なのはとヴィヴィオとすずかと顔を見合わせる。

「「「仕方ないね〜」」」」

私たちもみんなに倣ってゲームセンターに入りま〜す♪

†††Sideフェイト⇒ルシル†††

買い物途中、ゲームセンターで寄り道。みんなそれぞれ好きな、気になったゲームの筺体に散らばって行った。

「ありがとう、ザフィーラ。預けていた荷物を受け取ろう」

ザフィーラに預けていた荷物を受けとろうとしたが、

「このままで構わん。おまえはヴィヴィオやテスタロッサ達と共に遊んでくればいい。それが父親としてのおまえの役目だろう、セインテストよ」

そう言って、荷物を持っていながらも私の背を押した。私は「しかし」と踏みとどまるが、

「長い間、父親(おまえ)と遊ぶ事が出来なかったヴィヴィオが今この場に居る。優先順位だ、セインテスト。こういう荷物持ちは、我に任せておけばいい。今は、長らく離れ離れになっていた家族と遊べ」

そう頑なに言われれば、私としても頷いて従うしかない。私はザフィーラに「ありがとう」と感謝を告げ、店内へと歩を進める。それにしてもさっきからドカンドカンとうるさいな。音の元凶はパンチングマシーンにハマったシグナムとリエイスだ。
二人揃って連続MAX999を叩きだしている。いつの間にか増えていた見学者(特に男が多し)がどよめく。男共の視線は、殴る際に揺れるシグナムとリエイスの胸部に向けら
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