暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ここは海鳴、始まりの街 〜親バカは永遠に〜
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しよっか?」
「まずはセインテストのオリジナルの誕生日でやってみろよ、テスタロッサ」
ヴィータがそう言いながら私たちの代わりに入力していく。しばらくお待ちくださいの表示の後、相性度がバンッと出た。
「「「「「「・・・49%・・・?」」」」」」
フェイトがガクッと四つん這いになって「たったの49%・・・」と呻いた。本気でヘコんでいるフェイトに、なのは達が一斉にフォローに入る。
「しょ、所詮ゲームだよフェイトちゃん」
「そうだよフェイトママ。ただのゲームだよ」
「そうや、ゲームなんかじゃ二人の本当の相性度は出せへんよ」
「そうよテスタロッサちゃん。私たちはあなた達の相性がどれだけいいか判っているわ」
「そ、そうかな? うん、そうだよね」
「でもさすがに49%ってのは酷過ぎんだろ?」
「ガーンorz」
「ヴィータ!」「ヴィータちゃん!」
立ち直りそうだったフェイトが、ヴィータの口撃で再度轟沈。はやてがどうにかフェイトを立て直そうと「あー、今度は4月12日の方でやってみやへん?」と、私のもう一つの誕生日を入力していく。さぁ、今度の相性度は? フェイトが祈るように画面を見ている。頼むからさっきのように50%を切っていませんように。
「・・・・見てルシル! 98%だって!」
フェイトに腕を思いっきり引っ張られ、台の前に連れて来られる。さっきまでの落ち込んで暗かったフェイトの表情は今は晴れやか、満面の笑みだ。98%か。かなりすごい数字じゃないか?
「この世界のセインテスト君とは相性が最高に良くて、本当のセインテスト君とはあまり良くないのね」
シャマルがそれはもう余計な事を言いやがった。だがフェイトはトリップしているようで聞こえていないようだ。そこまで喜ばれると、かなり恥ずかしいんだがな。
「にしてもホントあんたは面白いわねぇ。二つの誕生日を持ってて、それで相性の診断結果も二つあるなんて。なのは達もやってみれば? なんか面白そうだし。あたしもやってみよっと」
アリサがとんでもない事を言い出した。面白いってアリサ。結果によっては悲惨な目に遭いかねないぞ、主に私が。で、アリサは渋るなのは達を言葉巧みに説得し、私と誰かの相性調べとなってしまった。
「シャマル、あとで胃薬を用意してくれないか? 」
「うふふ。セインテスト君も大変ね〜♪」
「笑い話で済めばいいんだけどな」
当事者の私を置いて、アリサを筆頭に相性診断を勝手に始める。もう好きにしてくれ。それで相性診断の結果なんだが・・・
この世界での誕生日4月12日。
第1位:フェイト・テスタロッサ・ハラオウン:98%
第2位:高町ヴィヴィオ:86%
第3位:高町なのは:85%
第4位:
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