暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ここは海鳴、始まりの街 〜親バカは永遠に〜
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まいとしているようだ。だが、

「「相性診断?」」

リインとアギトが左右から回り込んで、その台が何をするものかを告げた。先を歩いていたなのは達が「どうしたの?」と戻ってきた。

「その、ね。すこ〜しルシルとの相性が気になったというか。あ、信じてるんだよ、私とルシルの相性はきっとバッチリだって」

フェイトは観念して、肩を落としながら釈明めいたことを言った。私もフェイトとの相性はなかなかのものだと思うが、気になっているのならやってみるか。フェイトに「やってみよう」と言うと、「でも、もし悪かったら」とさっき言っていた事が思いっきり揺らいでいた。信じているんじゃなかったのか?

「大丈夫だよフェイトちゃん。みんなもフェイトちゃんとルシル君の相性はバッチリだって信じてるよ」

なのはにそう自信満々に言われ、フェイトは頷いてお金を投入。まずフェイトが性別や誕生日と入力し、続いて私が男、誕生日4月12日と入力。誕生日を見てリエイスが「ん?」と漏らした。

「ルシリオン。前々から思っていたのだが、これからずっとその偽りの誕生日のままなのか?」

リエイスのその言葉に、私とリエイス、シグナムとザフィーラを除く全員が「へ?」と抜けた声を出した。私も「は?」と漏らす。何でみんなはそんなに間抜けな顔をするんだ? 全員硬直したまま言葉を発しない。まず最初に破ったのは、

「ええっ? 私、ルシルの誕生日が本物だとか偽物だとか、初耳なんだけど! じゃあルシルの本当の誕生日っていつ!? というかどうしてリエイスが知っているの!?」

フェイトだ。ものすごい勢いで詰め寄ってきた。怖いです、フェイトママ。

「とりあえず落ち着けフェイト。今教えるから、な? まず、私の誕生日はフェブルアーリ・フェムテ。この世界の暦で言えば2月5日だ。で、どうしてリエイスが知っているのかと言うと、リエイスは私とユニゾンしたことで、今まで歩んできた時間の記憶を共有した、と」

「そうだっけ? えっとそれは置いといて、2月5日!? とっくに過ぎてるよ!」

「何で今まで黙ってたのルシル君・・・!」

「いやまぁ、この世界で与えられた誕生日をそのまま使うのが当然だろ? 界律にもそのままで登録されてしまっているし、君たちにも根付いてしまっている」

だから言う必要もないって思っていたんだが、まさかこんな形で知られることになるとは。しかも半ばキレ気味で詰め寄られるなんて、世の中判らないものだな〜。フェイトにそうやって説明すると、「確かにそうかもしれないけど」と勢いがなくなる。

「とりあえずは、どうする? この世界でのルシリオン(わたし)か、それともオリジナルのルシリオン(わたし)か、どっちの誕生日で診断しようか?」

「え、あ、う、えと・・・どう
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