暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ここは海鳴、始まりの街 〜親バカは永遠に〜
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がら、立ち位置やポーズを何度か変えて撮った。私とフェイトの2ショットや、ヴィヴィオとの2ショット。さすがになのはとの2ショットはなかったな。
「これじゃあ私たち、ルシル君のハーレムってやつだよ」
私を真ん中にしたモノはまさしくそう見える。いや、そもそも今度はルシル君が真ん中でいこう、と提案したなのはの責任だろ?
「
愛娘
(
ヴィヴィオ
)
をハーレム要員にすれば、
父親
(
わたし
)
は間違いなく変態として扱われ逮捕されるな」
そんな結末イヤ過ぎる。いくら子煩悩であってもそれはいけない。落書きコーナーへと向かい、「仲良しファミリー☆、っと」というようになのは達が思い思いに色んなものを描いていく。ヴィヴィオも楽しそうに鼻歌交じりで私たち四人囲うように?やら☆やら描いていく。
さすがにそれは恥ずかしいな。とはいえ楽しんでるフェイト達は邪魔出来ないから大人しく外に出て待つ。落書きを終えて、シールとなった写真を取り出すなのは。
「うん、良く撮れてるよ♪」
「うわぁ、ホントだ♪ ルシルパパ、見てみて♪」
ヴィヴィオが嬉しそうに私とのツーショット写真を指差して笑いかけてくれる。ヴィヴィオの笑顔を見て胸が熱くなる。父と娘、か。私は屈んで、「ああ、よく撮れてる」と微笑み、
「ど、どうしたのルシルパパ・・・?」
「ルシル?」「ルシル君?」
ヴィヴィオを抱きしめる。この世界で成り行きとはいえ父となって、娘が出来た。だというのに父親らしい事は全然できなかった。遊ぶ事もそれほど出来なかった。それなのにヴィヴィオは私の事を憶えていてくれた。また父として見てくれた。
「少しは父親らしく、一緒に楽しめる事が出来ただろうか・・・?」
「あ。・・・・うん、すごく楽しいよ。ルシルパパと一緒だもん。なのはママもいて、フェイトママもいてくれる。今日は、最高の日だよ」
ヴィヴィオが私の背中に手を回した。ヴィヴィオの、楽しい、その一言がとても嬉しかった。
「ルシルパパ、これからも一緒に買い物とか鍛錬とかに付き合ってくれる?」
「ああ、約束だ。大切な愛娘と過ごせるなんて、父親としてとても嬉しいよ」
最後にもう一度ヴィヴィオを抱きしめた。
それから、はやてたち八神家とすずかとアリサと合流して、それはもう何度もメンバーをいろいろ変えてプリクラを撮りまくった。
その後にトーナメント制レーシングゲーム大会も行い、以前のように私に邪魔アイテムを集中砲火してくるアリサの所為でビリだった。
それなりに時間が潰れ、そろそろ引き上げようかとしていたところで、フェイトが一つの台の前で立ち止まった。
「どうかしたのか、フェイト」
「え? あ、何でもないよ!」
わたわたと手を振って、何かを誤魔化そうとしている。台を見せ
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