暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第42話 塩爆弾爆発!!でも私は不在です
[7/17]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
 はい。その場にいる大人達の顔が引き攣りました♪

「そ それはどう言う事だ?」

 公爵が焦りながら聞いてきました。

「どう言う事も何も、ギルは今日からドリュアス家の産業発展の為に、種や苗を入荷する旅に出ましたよ」

「き 聞いてないぞ。どれ位で戻るのだ?」

 父上も焦ってますね。

「さあ? ギルが言うには、2〜3ヶ月くらいと聞いていますが」

 カトレアの答えに、父上達はうなだれました。父上の口から「逃げられた」と聞こえたのは、気のせいと言う事にしておきましょう。

「あなた。アズロック。これは如何言う事かしら?」

 しかもカリーヌ様が、怒り心頭の様子です。……あっ。父上達が外へ引きずって行かれました。

(なるほど。多分だけど、今回の首謀者はマリアンヌ様で、協力を依頼されたのがお母さまね。お父様達はギルの予定を調べていたと……)byカトレア

 状況を冷静に分析するカトレアの様子に、公爵が少し哀れに思えたのは秘密です。

(それは御愁傷様です。同情はしませんが)byギル

(まあ、仕方が無いの)byティア

(しかし、魔法の道具袋が手元に戻って来ていて助かりました)byギル

(で、どれくらいで帰ってくるの?)byカトレア

(事前に言っておいた通り2〜3ヶ月です。どんなに遅くとも、3月(ティール)の上旬ないし中旬に帰っています)byギル

(…………ふーん)byカトレア

(性魔術の習得の為でもあります。拗ねないでください)byギル

(拗ねてないわよ。まあ、仕方が無いわね。なるべく早く帰ってきてね)byカトレア

(分かってます。それじゃ行って来ます)byギル

 私はそう言うと、《共鳴》が切れました。さて、とりあえず行きますか。

「イル。精霊の大樹へ向かいます」

 私が声をかけると、オイルーンは「応」と答え精霊の大樹への進路をとりました。



 精霊の大樹の所まで行くと、鳥に《変化》したレンが合流しました。

「レン。お疲れ様です。魔法の道具袋は重くなかったですか?」

「それは問題無しじゃ。……それより気持良く寝ておったのに、カトレアに叩き起されたのじゃ」

 レンの恨み事を聞き流し、魔法の道具袋を受け取るとレンは猫の姿に《変化》しました。私はレンを抱きあげ、大樹の前に移動します。

「木の精霊よ。姿を見せてください」

 私が声をかけると、木の精霊は直ぐに出てきてくれました。

「待っていたぞ。重なりし者よ。直ぐに他の精霊達も呼ぶ」

(?? 何故?? 私の体を預かってくれるだけじゃなかったのですか? 別の話と勘違いしているのでしょうか?)そう思っている内に、他の精霊達が集まって来ました。精霊達の様子
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ