暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ここは海鳴、始まりの街 〜追憶の旅路そのさん♪〜
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物を受けとって、シャルちゃんと一緒に着替えに向かった。水着に着替えて、パラソルで影を作ったビニールシートの上で荷物番しとるルシル君とザフィーラのところへ戻ると、
「って、どないしたんルシル君? 変身
魔術
(
まほう
)
で大人になって・・・?」
「「うわぁ、ルシル君カッコいい♪」」
「うん。綺麗でカッコいいよルシル」
「あんた、世の男の人を敵に回すために生まれてきたんじゃないの?」
ルシル君がどういうわけか大人の姿になっとった。なのはちゃんやフェイトちゃん、すずかちゃんにアリサちゃんがそれぞれ大人バージョンのルシル君に頬を染めたりしとる。ちなみに子供の私も頬が赤い。
「で? 折角の休暇に魔術で大人になるなんてどういうわけ?」
シャルちゃんがルシル君を覗き込みながら訊ねた。ルシル君はポツポツと喋りだす。私らに遅れて男子更衣室へ向かったルシル君。更衣室に入った途端、男の人たちから悲鳴をあげられたそうや。
「その後こう言われたんだ。女子更衣室はここじゃないよ、と。俺は、男だ(涙)。男の水着を着て、その上で女に間違われて騒がれでもしたら精神がすり減るのは必至。なら絶対に女性に間違われない大人の姿になるしかないだろ? 」
ルシル君は大きく溜息。私らも「あぁ」と納得するしかなかった。大人に変身しとるルシル君はザフィーラみたいな筋肉質やないけど、それでも女の人には見えへんくらいの筋肉はついとる。確かにこれやったら間違われることはないやろね。その分、
「セインテスト。周囲の視線がお前に集まっているぞ」
シグナムの言う通り、周囲の女の人からの視線をほとんど独り占め。ここでルシル君も「そういうシグナムにも視線が集まっているな」と言う。女の人の視線はルシル君、男の人の視線はシグナムに集まっとる。二人ともホンマ美人さんやし、当然と言えば当然なことや。
「とりあえず荷物番は俺とザフィーラに任せて、みんなは楽しんできてくれ。それで構わないか、ザフィーラ?」
「セインテスト、お前も主はやて達と共に遊んできても構わんぞ?」
「いやいい。ここでユーノが来るまでみんなを眺めることにするよ」
ルシル君のその言葉にシャルちゃんが「眺めるって、ルシルのエッチ」って恥じらうように体を抱いた。アカン、アカンよシャルちゃん。ルシル君の顔が今まで見たこともないような無表情や。シャルちゃんは「冗談が通じない男はモテないぞぉ」言うて荷物の中から日焼け止めクリームを取り出して、
「ルシ――」
「フェイト達と仲良く塗り合うように。俺は一切関わらないからな」
喋る前にルシル君からの先制口撃。するとシャルちゃんは「それでも男? 女の子のやわ肌を合法的に触れる絶好のチャンスなのに。ねぇ?」って、私らの同意を求めてきた。子
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