暁 ~小説投稿サイト~
魔法少女リリカルなのはANSUR~CrossfirE~
ここは海鳴、始まりの街 ~追憶の旅路そのさん♪~
[7/13]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
に詰め込んだ。子ルシル君はもがきながらも咀嚼し終えて呑み込んだ。
「突然何を・・・って、素で美味いな。大した出来じゃないか。・・・ありがとうシャル。美味しかった」
「う、うん・・・。どういたしまして。ほら、フェイト」
「・・・・」
シャルちゃんに呼びかけられても子フェイトちゃんはどこかムスッとしてる。シャルちゃんはニヤリとして、
「そうそう。ルシル、これ昨日のお礼だって言って」
カバンから預かっておいたチョコの山をテーブルの上に並べた。子ルシル君は「誰から?」と訊き、子供の私が説明。
「あー・・・昨日のアレか。全く、いい大人が散々喚くから少し本気を出してやった。にしても・・・名前も知らず顔も憶えてない上偶然助けたという形になっただけなんだけど・・・」
子ルシル君は心底困ったようにテーブルの上に並べられたチョコを見た。でも最後には「ま、貰える物は貰っておこうか。甘いの好きだしな」と言って嬉しそうに微笑んだ。はい、そこで子フェイトちゃんのやきもち指数が急上昇。
「フェイトちゃんもルシル君にチョコを作ったんだよ。ね? フェイトちゃん」
子すずかちゃんがそう言うと、子フェイトちゃんは「そんなにたくさんあるならもう要らないよね」と早口で返した。それから数日、子フェイトちゃんは自分のイラつきの原因が解らず、子ルシル君に冷たかった事は言うまでもない。
†††Sideなのは⇒はやて†††
「海だぁぁぁぁッッ!!」
シャルちゃんが両腕を振り上げて絶叫。子供の私らが来とんのは海鳴市内にある市営ビーチ。季節は8月の夏真っ盛り。4月に私も聖祥に通うことなって、翌月の5月、ルシル君とは4ヵ月遅れでなのはちゃん、フェイトちゃん(シグナム達はもっと早くやけど)も正式に管理局入り、私はもうひと月遅れての6月に正式な特別捜査官となった。そして久しぶりに全員の休暇が揃うたことで、シャルちゃん提案の下、私らは海に来たとゆうわけや。
「ぃよっしゃぁッ! 今日はとことん遊ぶよッ!」
シャルちゃんは更衣室にまっしぐら。ルシル君が「こんな暑い中、なんてテンションだ」って項垂れとる。両手両肩、そして首にまで荷物を提げとるルシル君は女の子の荷物運搬係。ザフィーラはビニールシートやパラソル、貴重品や海で遊ぶための道具の運搬係。ヴィータが「おーいフライハイト! 水着忘れてんぞッ!」って全力ダッシュ中のシャルちゃんに呼び止める。
「おっとっと。ルシル~、持ってきてぇ~♪」
「ほざきやがれ。君がここまで取りに来い」
ルシル君はシャルちゃんの荷物だけをドサッと砂浜に落とした。シャルちゃんは「ひど~~~いッ!」とお怒りの様子や。結局・・ゆうよりは当然同じ女子更衣室を目指す私らが、ルシル君に預けとった水着の入った荷
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 ~小説投稿サイト~
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ