暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス〜IS学園に技術者を放り込んでみた〜
本編
第28話「新たな転校生」
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「「「「「え〜〜〜〜!!!!」」」」」」

「毎日毎日修復作業って…」
「もう疲れたよ早苗ちゃん」

彼らの言うとおり、襲撃以後からのここ数日間、合間を見ては破壊した扉やアリーナ内の修復、システムスキャンといったことが続いており、流石の彼らもあきがきているのだ。

「早苗ちゃん言わない。あとほんの数ブロックだけでしょう」

「けどさ〜」
「そのブロック区間って2年の整備科にやらせればいいじゃん」
「そうだそうだ〜!!」

口々にそう漏らす一同であったが、

「はいはい。ごちゃごちゃ言わないの。その変わりに本日の4時間目には電磁シールドによって故障してしまった打鉄17号機の修復を織斑先生から引き受けましたので貴女たちの好きにしてください」

「「「「「「シャァァァアアア!!!!!」」」」」」


早苗からの突然のご褒美にクラス全員が歓喜の声をあげた。
流石、変人クラスを長年続けてきただけはあって飴と鞭を上手く使いわけている。

「早苗ちゃんわかってる〜」
「愛してるよ〜」

先ほどとはうってかわっての対応にほんのちょっとだけイラッとした早苗は悪くないだろう。

「ウェヒヒヒヒ、実は私新装備のプランがあるんだ〜」
「奇遇ね私もよ」
「何、お前もか」
「あら、和輝もなの?」
「そういう虚もか」
「かくいう俺も試したい武器があるんだな〜これが」


「「「「「「(……こいつらは敵だ!!!)」」」」」」


己が譲れない戦いが始まる!!


「今度こそミサイルをバリバリ積んだ火器運用をするべきよ!!」
「はぁ? バカ言ってんじゃねぇよ!! 火器運用装備はこの間のラファールのマルチシステム実験でやったろうが!!」
「…そのとおりだ。次こそは格闘オンリーの機体を――」
「いいえ、今度こそ刀剣類オンリーのガッチガチの近接装備よ!!」
「先に言っておくけれど、カルバリン砲と硬化ブレードは譲らないわよ」
「はぁ? それじゃあガッチガチの近接装備じゃないじゃない!!」

先陣を切ったのは主力メンバーと言われている変人筆頭たち。
そして、彼らに続くようにクラスメイトが次々と各々の願望を上げていく。

「私はバルキリー・スカートを押すわ」
「ロケットパンチ!!」
「サンライト・ハート!!」
「エア・キャバルリー!!」
「デス・ホーラー!!」
「ガンズ・トンファー!!」
「パニッシャー」
「金剛暗器!!」
「ゴットフィンガー!!」
「今こそガンブレードが立ち上がる時!!」
「ジャッカルは筈さない!!」
「両手銃こそロマンよ!!」
「いいや両手に短槍と長槍の二双槍こそロマンだ!!」
「バカ言わないで!! 片手に拳銃、片手に大剣よ!!」
「両手に鎌!!」

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