暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス〜IS学園に技術者を放り込んでみた〜
本編
第28話「新たな転校生」
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や、私のだ!!」
「小?君prpr」
「タイガー君と野球を熱く語りた〜い!!」
「お母さん(仮)の手作り料理を一人占め…(ジュルリ」

「ハハ、大人気だね〜後輩たち」
「…そうだな」
「羨ましいね〜」

「「「「「「ってかあなたたち(あんたら)彼女持ちじゃん!!!」」」」」」

各々の欲望(?)に対して鏡也らがそう口から漏らすとクラスメイト一同から嘆きの声を受けた。
彼女らが叫んだ通り、第一期男子優良枠生である三人には全員付き合っている女性がいるのだ。


「皆のお父さんである水瀬君に許嫁がいると聞いた時はもの凄くショックだったわ」
「しかもお互い両想いとか…」
「私、狙ってたのに…」
「…すまないな」

好意を寄せていたというクラスメイトに対し、律儀に謝罪のうみを告げる和輝。

「近衛君には幼馴染の布仏さんがいるし……女顔なのに」
「女顔は関係ないだろう」
「最近の幼馴染キャラは引き立て役が多い筈ではなかったのか!!」

「「ぶっとばすぞ(わよ)」」

「ねぇねぇ、布仏さん。1日でいいから近衛君貸してよ」
「絶対に嫌よ」
「むしろ私は布仏さんが欲しい」
「ダ〜メ。俺の嫁だもん(ギュッ」
「っキョウ///」

「「「「チッ、リア充爆発しろ!!!!」」」」

背後から抱きとめる鏡也に思わず頬を朱らめる虚。
そんな二人にクラスメイト達からの嫉妬の叫びが炸裂する。

まぁ、当の二人はどこ吹く風なのだが…


「それにしてもまさか……ねぇ?」
「ケインk――駄犬にも彼女がいるだなんて」
「おい、何で言いなおした? あと犬って言うな!」
「ランサーはどのルートでも救われないじゃない!!」
「うるせぇよ。ランサーだって報われたっていいだろう!!」

「「「「「「自害しろ、ランサー」」」」」」

「てめぇらなんて嫌いだ!!!」

全員からの罵倒に駄犬が吠えた。



「…もっとも、俺たちにはトーナメントの参加以前に越えなければならないモノがあるのだがな」

和輝の言葉に先程まで騒がしかったクラスがシンッと静まる。

「ハ、ハハハやめてよお父さん」
「そうよ。私たちは夢を見ていたいの」
現実(リアル)なんて辛い事ばかりなの」
「私の妄想をリアルブートする!!」
「またマニアックな作品を…」
「妄想に逃げたっていいじゃない!!!」

口々にそう答えるクラスメイトたち。
その言葉にはまるで何かから目を背けたいといったモノを感じ取れる。

「…夢をみるのも非現実に逃げるのは別に構わないが――」
「いや、やめて!!!」
「言わないで和輝君!!!」


「――…いくら逃げようがどうせ“魔の十日間”はやってくる」


「「「
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