暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス〜IS学園に技術者を放り込んでみた〜
本編
第28話「新たな転校生」
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での情報を聞き、まさかという考えが思い浮かんだ。

因みに当の会長はというと、前日の記憶がすっかり抜けており、その事を友人であり恋の宿敵でもある少女に相談するが何故か目線を合わせて話すことが出来てなかったそうだ。
その理由がメガネがなんとか……。


「あ〜で、何が原因でそんな噂が流れてるだ?」

シャノンと同じく大体の予想がついた鏡也が話題を変えるように噂の根源を訪ねる。

「…大方、織斑関係だろう」
「やだ、あのイケメン君。また何かやったの?」
「あれは主に周り――専用機持と博士の妹さんが問題を起こしてるのが多いだろ。器物損壊とか近隣迷惑行為とか…」

ケインの言うとおり、主に被害を出しているのは織斑一夏を取り合っている3名だが、その原因を作っているのは当の本人でもある。
あまりの鈍感ぶり(態度)に“わざとやっているのでは?”と考える者もちらほらと居る。

しつこい様だが彼女らが何らかを壊したさいに修理の依頼等をこなしているのは主に山田先生である。
箒やセシリアに関しては担当とするクラスの生徒だが、なぜ隣のクラスの鈴音の分もやっているのか?

それは2組の担任曰く、「凰さんは確かにうちのクラスの子ですけれど、騒動の原因を作ってるのはそちらのクラスの子(織斑一夏君)ですよね? なら、そちらの方で処理をお願いします」とのことだ。

そろそろ山田先生もブチ切れてもいい頃ではと一部で噂されているが、ある程度の鬱憤が溜まると
地味に付き合いの長い千冬が彼女を居酒屋に連れて行って発散させてたりするらしい。

千冬としてもいつも厄介事を任せている罪悪感も多少ともあるが、一番の理由は「開き直って変人になったら困るから」である。
既に教員としての先輩が変人クラスの担当を押しつけられた結果、開き直ってしまった姿をみると尚更だ。


「あ、そういえば本音が昨日の晩に誰かが大きな声で告白紛いなことをしてたって言ってたけれど…」

ふと思いだしたのようにそう呟く虚。

「何だそれ?」
「なんでも『優勝したら付き合ってもらう』とかなんとか…」
「なるほど。そういうことか…」
「どういうことだよ?」
「…つまりだケイン。それをたまたま聞いた誰かが周りに話した結果―」


 優勝したら付き合ってもらう!!
⇒優勝したら付き合ってもらうんだって〜
⇒ほう、優勝したら好きな子と付き合えると



「―になったということだろう」
「伝言ゲームパネェ」

女子での噂話は大体いつの間にかこんな感じになってることが結構ある。
よって、ちょっと無理がある感じがする和輝の推理だが概ね当たっているのだ。


「先に言っておこう。小?君は私の嫁!!」
「何を言ってるのよ。私の嫁よ!!」
「いい
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