暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ここは海鳴、始まりの街 〜追憶の旅路そのいち♪〜
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ると、フェイトがジト目であたしとルシルを見てた。とりあえず、そんなんじゃない、って意味の首振り。フェイトはそれで安堵したのかホッと息を吐いて、ルシルの横顔を見上げた。

(こわ〜。ダメだ、今のフェイトはあたしの知ってるフェイトとは違う)

ルシルに関して下手に喋ったり行動に移したりするとマジでやばそう。まぁそんなこんなでまだまだまだ続く記憶(略)の旅。いつの間にかジュエルシード争奪戦も終わって、なのは達とフェイト達がお別れの時になってた。お互いのリボンを交換するシーン。

『いいなぁ。わたしもリオやコロナ、アインハルトさんとかと私物交換とかしたくなっちゃった♪』

ヴィヴィオが友達と、なのはとフェイトがしたような事をやってみたいって顔を輝かせてる。そして時が流れての冬。フェイトやルシルとのビデオメールのやり取り。フェイト達が海鳴市に引っ越してきて、

「まぁここまでの女の子に囲まれると、ルシルまで女の子に見られることになるからね〜。それがイヤだから残ったんだと思うよ」

「ルシルの後ろ姿を見たら誰だって女の子だと思うわよ。前から直接見ても女の子に見えるんだから」

子供のあたしはシャルに同意して笑う。

「アリサちゃん、それはルシル君に失礼だよ」

「すずかはそう思わないの? だってルシルって家事も出来るんでしょ? 生まれてくる性別を絶っっっ対間違ってるわよ。ねぇねぇ、女の子の服を着せたら似合うと思うんだけど、どうかなシャル?」

「それいい♪」

フェイトが聖祥に通うことになったり、ルシルが飛び級で海外の大学を卒業してるって聞いてあたし達は驚いたりと忙しい。そしてあたしが、昨日懐かしいと思ったセリフが出てきた。

(まさか本当に同じような事を言ってたなんてね・・・)

そんなやり取りを眺めた後、あたし達は大人となってるルシルに視線を移す。ルシルはサッとあたし達からの視線から逃れるようにそっぽを向いた。あーきっと女装させられたんだ、と察した。あたしの所為かもしれないと思うと謝りたくなった。そしてまた子供のあたしへと視線を戻して、この時のあたしってなんてバカなのかしらって呆れた。

『ていうか、なんであたしらとの初遭遇(バトル)が抜けてんだよ?』

『いや、必要ないだろ? 私たちとヴィータ達の戦闘。違うか?』

『いやいやいや。だったら今までのもあんまし要らなくねぇか?』

『あ、酷い。私となのはの出逢いを要らないとか』

『だったら飛ばされるこっちのことも考えろよテスタロッサ』

『だってヴィータ達ってこの時あんまり話に絡んでこないし、戦い以外に』

『ぅぐ、確かにそうだが・・・って、お前らもほとんどそうだったじゃねぇかっ』

『はいはいストップストップだよフェイトちゃん、
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