暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ここは海鳴、始まりの街 〜追憶の旅路そのいち♪〜
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顔を観ていると少し可笑しい。そして、シャルがなのはの家にホームステイするって話題になる。

『あの、これもやっぱり・・・』

『このホームステイは、世界の意思が決めたことだ。シャルと後でたぶん出る私は、界律の守護神(テスタメント)と呼ばれる存在なんだが・・・』

映像がビデオのように一旦止まる。そしてルシルから、そのテスタメントとかいうヤツの説明を受ける。正直信じられない話だった。ただでさえルシルとシャルのことでいっぱいなのに、世界の意思だとか抑止力だとか・・・。でもなのは達、ヴィヴィオですらその表情は真剣そのもの。だから嘘じゃないのよね。

『まぁ今となっては関係ないから、その辺は流してくれていい』

ルシルがそう告げると、映像の一時停止が解かれてまた進む。高町家でシャルが見せた涙。そして少し語られたシャルの家族。シャルは泣き疲れてそのまま眠って、なのはもそれに付き添ってその日は一緒に眠った。その翌日。シャルに海鳴市を案内するなのは。会話の中にはあたしとすずかの名前が出て、

「――次はお待ちかね♪ 私の友達を紹介するね♪」

なのはがシャルの手を引いて、すずかの屋敷に連れてきた。月村家のメイド長ノエルさんに案内されて、二人はあたしとすずかの元に来た。

『すずかちゃんとアリサちゃん、二人はこうしてシャルちゃんと逢ったんだよ』

なのはがあたしとすずかを見た。でも、やっぱり思い出せない。確かに少し懐かしさを覚え始めたけど、それでも・・・。あたし達の微妙な表情を察したなのはは苦笑いして、シャルへと視線を戻した。子供のあたし達は自己紹介して、そして話に花を咲かせている。
あたしは笑ってる。すずかも楽しそう。からかわれたなのはが頬を膨れさせて、シャルが笑いながら謝る。出逢って一時間と経たないで、シャルはもう子供のあたし達と長年の友達だったように、あたし達の輪の中に居た。

『えっと、どうかな? 何か少しは思い出しそう?』

フェイトがあたしとすずかに少し遠慮した風に訊いてきた。あたしとすずかは顔を見合して、小さく首を横に振った。

『まぁこんなにすぐに記憶が取り戻せたら苦労などしないよな』

ルシルは淡々と告げて、あたし達の記憶奪還作戦を続ける。なのはとシャルとユーノの三人によるジュエルシードっていうアイテム探索物語を眺める。プールで、あたし達が水の化け物に水着を剥ぎ取られたのとか・・・

『『ルシル君は見ちゃダメぇぇぇーーーッ!』』

『その目を閉じろぉぉぉーーーーッ!』

『痛っっったああああああっ!?』

なのはとすずか、そしてあたしは一斉にルシルの顔面にビンタを喰らわした。あたし達はルシルの顔を両手で押さえて、それでも目を開けようとするルシルにあたし達三人は突撃。
三人分の体重を支
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