花咲学園
不思議な都市
―隠される力 6―
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獲物は絶対に逃さない・・・とでも言いたげな感じだった
グラン『萌依・・・?』
萌依『しばらくはテレパシー使えないかも』
グラン『えっ?!大丈夫なの!?』
萌依『もしかしたら・・・一戦やるかもしれない』
グラン『!・・・気をつけて』
萌依『どうも』
グランディーネの声が聞こえなくなると溜息をついた
新しい場所に来てもアリゼウスが攻めてくるとはね・・・。
今までに感じたことの無い気≠ゥもしれない・・・
あ、確かこれよりも嫌な気≠感じた事あったんだっけか
・・・あいつの気≠ヘ最悪だったけど、こいつの気≠烽サれなりに最悪かもね・・・。
?「ここから・・・変な匂いがするぞ」
冷たい壁にピタっと背中をくっつけた
あたしが隠れてる教室のドアの前で大きな影がピタっと止まると
左手を上に上げ、教室のドアを破壊した
?「やはりな・・・オレ様の鼻はどうやら当たっていたようだ」
煙の中から姿を現したのはピエロのような姿をしたアルクスだった
あたしを見ると目を細め、嬉しそうに笑う
?「お前は見た事のない顔だなぁ」
萌依「・・・はあ」
大きく息を吐きながら立ち上がるとまだまだ新しい制服についた埃を払った
萌依「派手に壊す必要あった?」
?「フフフ・・・」
さっきと同じように目を細めたかと思うと、腕を組んだ
絶対的頭脳を誇るお父さんが作ってくれたペンダントがある限り、
・・・テレパシーは効かない
?「何・・・?どういう事だ?心が・・・読み取れない」
萌依「でしょうね」
?「これは初めてだな・・・いや・・・、お前で二人目か」
自分の顎に手を当てたピエロが自問自答をする
?「だが何故だ?貴様から能力者の気≠感じない。
時空間の能力者が時を止めたはずなのに、何故貴様は平然としていられる?」
萌依「あんたが知らなくてもいいような深い話よ」
?「成る程・・・。是非とも教えて貰いたいものだ」
ピエロが自分の胸の前で手を回すと、
その手の中から赤紫色の輪のような物の中から小さい何かがあたしに向かって飛んでくる
?「喰らえ」
妖しく笑ったピエロがそう言った時、
さっきまでは小さかったはずの石ころのような物が輪を超えると
まるで時間を何年も早めたかのように石ころが隕石に変わった
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