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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos22-Cなお深き闇に染まれ、聖夜の天(ソラ)〜Signalfeuer eines Gegenangriffes〜
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来て、両腕を形作った。

七美徳の天使(アンゲルス)七元徳の使徒(アポストルス)の衝突、か。耐えてくれよ、局員の結界」

ルシル君がカスティタスの頭の上に乗って、こっちに向かって突っ込んで来るフィデスと対峙。

「天上よりの使者。其は七元徳が一を司りし者、名を希望。来たれ、スぺス!」

そんな時にアウグスタさんがまた呪文を詠唱。胸を押さえるルシル君が「人の使い魔をポンポンと勝手に召喚するな!」って怒鳴る。そして私たちの前に姿を現したのは大きな鳥。全身が豪華絢爛な装甲に覆われていて、首が2つ、尻尾は2頭の龍の首に頭が鳥。胸や翼に人の顔が付いてる。そしてフィデスやカスティタスのように2つの頭の上に魔法陣が浮いてる。
そしてカスティタスとフィデスとスペスが衝突して、口や角から砲撃とか、体当たりとかパンチとか撃ち合い始めたのを見て、「ねぇ、いつからあたし達は特撮映画に出演してるの?」ってアリサちゃんが漏らした。私は開いた口が閉じないって感じだ。

「アレらが使い魔って時点でもう、ルシリオンの異常性は最高レベルにまで達したぞ」

あのクロノ君ですら完全に目の前で繰り広げられてる怪獣大決戦に呆けちゃってる。攻撃を撃ち合いすること数十秒。カスティタスのパンチでスペスがビルに突っ込んで、追い打ちのように角から雷撃を放った。そして胴体に巻きついてるフィデスごと地面に自ら墜落して押し潰した。

『クロノ君! ルシル君に建物をあまり壊さないように伝えてよ! あとで修復するこっちの苦労が・・・!』

エイミィさんの映るモニターが私たちの間に展開された。そんなエイミィさんは半泣き状態で、頭を抱えてた。クロノ君は「無理だ。アレは止められない。判るだろ」苦々しくそう返して、ルシル君の使い魔たちの戦いを見た。
無傷なスペスはビルを崩しながら空に飛び上がって、地面に横たわったままのカスティタスとフィデスに突進して、ぶつかった。すると結界内を満たす程の閃光が生まれた。目を閉じて治まるのを待っているところで『アウグスタをそっちへ飛ばすぞ!』ルシル君から念話。光が治まったと同時、チェーンバインドで簀巻き状態にされたアウグスタさんが飛ばされてきた。

「とにかく行くぞ、みんな!」

クロノ君の号令の下、私たちは「無駄だというのが解らないの!?」チェーンバインドを粉砕して翼を大きく広げて怒声を上げるアウグスタさんと対峙。そして・・・。

「レイジングハート!」

「バルディッシュ!」

「フレイムアイズ!」

私とフェイトちゃんとアリサちゃんはデバイスを構えて、「フルドライブ!!」を起動した。カートリッジを1発ロードした“レイジングハート”は槍のようなエクセリオンモードに変形、フェイトちゃんの“バルディッシュ”は2発、アリサちゃんの“
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