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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos22-Cなお深き闇に染まれ、聖夜の天(ソラ)〜Signalfeuer eines Gegenangriffes〜
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ェストルム”を二剣一対の形態に変形させた。
「やることは変わらないんだ。魔力ダメージでナハトヴァールの機能を低下させる。改めてみんなにお願いしたい。はやてを、八神家を助けるのを手伝ってくれ」
「あったりまえでしょうが!」
「さっきも言った通りだよ、ルシル君」
「うん。私たちもはやて達を救いたいんだ」
「だって友達だもん。頼まれなくたって手伝うし、引いてって言われても引かないよ」
私たちは頭を下げてお願いしてきたルシル君に笑顔で返すと、「君たちと出会えて、本当に良かった」って笑顔を返してきてくれた。いつ見ても思う。ルシル君の笑顔って、「反則だよ・・・」可愛いんだもん、男の子なのに。
「あ・・・!」
笑顔から一転。ルシル君が胸を押さえて焦りのようなものを見せたから「どうしたの、ルシル君?」って訊いてみると、「先に謝っておくよ」って言った。私たちが「???」を浮かべる中、ルシル君が「上昇しつつ散開、今すぐ!」大声を上げたから、一斉に高度を上げてバラバラに分かれた。
「我が内より来たれ、貴き英雄よ。天上よりの使者。其は七元徳が一を司りし者、名を信仰。来たれ、フィデス」
アウグスタさんの声が粉塵の中から聞こえてきたかと思えば、「っ!!?」その粉塵を何かが突き破って出て来た。それはどう見ても「龍!?」だった。しかもただの龍じゃなくて、荘厳と言うか豪華と言うか絢爛と言うか。
銀を基調とした胴体には黄金に縁取られた赤や青と言った装甲、それに小さな翼が何十と並んでいて、頭はちょっとおかしな形をしてる。下あごにだけに黄金の装甲を付けて、目は無くて代わりに額に人の顔のような石像がある。そして魔法陣のような紋様が額や背に浮いてる。
「素晴らしいわ、お前の力!!」
そんな龍の額の上に腕の組んだアウグスタさんが立っていて、そしてそのまま勢いよく私たちの間を通り過ぎて行った。すごい風圧で靡くスカートと髪を押さえながら、全長200m程もある龍の軌道に注意する。アウグスタさんの乗る龍は雲の上でとぐろを巻きながら「オオオオオ!」って咆えた。
「ちょっと、ルシル! もしかしてあの龍って、あんたとなんか関わりあるの!?」
「ああ! 名はフィデス! 俺の使い魔の1体だ!」
「使い魔!? アレが!? しかも1体って・・・、あんなのがまだ居るわけ!?」
「すまないがまだ居る! 魔力や魔法と一緒に、使い魔召喚の呪文と鍵を盗られた!」
離れているからかアリサちゃんとルシル君が大声で話し合う。そんな中、「来るよ!」アルフさんが声を上げた。龍――フィデスがとぐろを巻くのをやめて高速で降下して来た。
――
屈服させよ
(
コード
)
、
汝の恐怖
(
イロウエル
)
――
どうやってアウグスタさんを止めようかと考え
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