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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos22-Cなお深き闇に染まれ、聖夜の天(ソラ)〜Signalfeuer eines Gegenangriffes〜
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・!?」の声に、視界が外界から元の精神世界に戻った。わたしは変わらず茨に捕まって磔状態。目の前にはモニター4つとアウグスタさん、そしてわたしと同じように茨に捕まっとるシグナム達。
「ルシル君はきっとわたしらを助けてくれる! すずかちゃんも、なのはちゃんも、アリサちゃんも、フェイトちゃんも、アルフさんにクロノ君も、みんなが居るから!」
「友情、良い響きね。信じるものや大切なもの、何においても守りたいものがある者は強い、確かに強いわ。それらを守るために必死になって、限界以上の力を引き出せたりするもの。人の意思、それは魔力より魔導より才能よりをも凌駕する」
アウグスタさんのことはよう判らへんけど、でもそんな友情とか絆とかゆうモンを馬鹿にするような人やと思ってたから、ちょう驚きや。機嫌良さそうなアウグスタさんがみんなの側に歩み寄って行った。
「場合によっては最強にして無敵だったりする。でもね、八神はやて。逆を言えば、それを奪ってしまえばその無敵性も消え去るのよ」
「っ! みんなに何をするつもりや!」
不穏な言葉を吐いたアウグスタさんがわたしに振り向いて「貴女にとっての守るものを奪い、絶望を贈るわ」ニヤって嫌な笑みを浮かべて、右腕を頭上高く掲げてパチンと指を鳴らした。するとわたしのすぐ目の前にまでモニターが移動して来た。
「っ!? やめて・・・いやや、やめて、やめて、やめてぇぇぇぇーーーーッ!!」
シグナム達の全身にヒビが入ってく様がモニターに映し出された。それに「うぅぅ・・・」前の方から呻き声が聞こえてきたからそっちにも目を向けると、「シグナム、ヴィータ、シャマル、ザフィーラ!?」の体が薄らと消えていき始めた。
「何しとるんや!! やめて! 今すぐやめて!!」
「無理よ。もう止まらないわ。精神を抜いても肉体は私の命令に逆らおうとしているまま。アレらが本気で戦えば、あの子たちの首は今頃、胴体から斬り離されているわ。蒼き狼とて相手の使い魔と管理局員を押しているけれど、未だに戦いを繰り広げている。肉体が逆らっている証拠。紅の鉄騎と風の癒し手に至っては無様が過ぎるわ」
アルフさんとクロノ君は協力してザフィーラと戦い続けてて、少しずつやけどザフィーラを押し始めた。ヴィータは今もすずかちゃんとなのはちゃんのバインドで捕まったまま。シャマルもルシル君の魔法らしい影の手に簀巻き状態にされた格好でビルの屋上に寝かされとる。シグナムも速さのあるフェイトちゃんと、フェイトちゃんをサポートするアリサちゃんの前に押され気味や。
「あ、当たり前や! シグナム達はもう、人を殺すような騎士やない! た、確かに今はわたしのために人を傷つけとるけど・・・!」
「ええ、知っているわ。本当に面倒な真似をしてくれたわ、貴女。でもそ
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