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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos22-Cなお深き闇に染まれ、聖夜の天(ソラ)〜Signalfeuer eines Gegenangriffes〜
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?)の耳や尻尾を生やしたアルフさんと、魔力を全身に纏わせたザフィーラが激しい殴り合いをしてて、杖を持ってるクロノ君が魔力弾や砲撃、バインドでアルフさんを援護してる。
「酷い、こんな・・・!」
そやけどザフィーラの防御力の所為でアルフさんとクロノ君の攻撃はどれも弾かれてて、でもザフィーラの攻撃は容赦なく2人を襲ってる。もう見てられへん程に一方的な戦いやった。拮抗してる戦い、戦いやない戦い、一方的な戦い。それが外の世界で起きとる現実やった。
「知らなかったのね。あの子たちも魔導師よ。しかもとびっきりの魔力持ち。貴女の大好きな家族は、あの子たちからも魔力を蒐集したのよ」
「っ!・・・シグナム達が、すずかちゃん達を襲ったって言うんか・・・!?」
「ええ。その際の記録が闇の書に残っているはずだわ。御覧なさい」
「ぅ・・・あ・・・!?」
頭の中に流れ込んでくるんは臨海公園の光景で、頭をデフォルメアニマルに変身させとるルシル君とシグナムとヴィータが、すずかちゃん達を襲って魔力を蒐集する場面やった。指示を出してるんはルシル君のようで、シグナムがすずかちゃんとアリサちゃんを、ヴィータがなのちゃんを、ルシル君がフェイトちゃんとアルフさんを倒してしもうた。
「はぁ、はぁ、はぁ、・・・! ルシル君たちが言うてた、間違って民間人を蒐集したって話。あれってすずかちゃん達のことやったってことか? 」
今のが本当のことやとしたら、ルシル君たちはわたしやすずかちゃん達に隠してたってことや。わたしにも話してくれへんかった。わたしがすずかちゃんを紹介した時も、ずっと隠してたんやな・・・。隠しことをされてたのがちょう辛い。と、「少し不安を抱いたわね」いつの間にか目の前にアウグスタさんが居って、わたしの左頬にそっと手を添えてきた。ひんやりとしてて、まるで氷みたいやった。
「どうして貴女に黙っていたのかしらね? 主であり、家族である貴女に。どうして?」
「っ・・・!」
覗かれるわたしの目。心の中に妙な、黒い感情が渦巻くのが判った。
(アカン、信じやな、みんなを。でも何を? ちゃう、そんなん関係ない。無条件で信じることが家族や!)
渦巻く嫌な感情を、家族を信じようとする思いで抑え込む。キッとアウグスタさんを見返すと、「あら、残念。この程度では貴女を掌握することが出来ないのね」わたしから離れて行って、そしてシグナム達の側に向かった。
「さらなる絶望が必要なようね。貴女の想い人を・・・墜とすわ」
「ルシル君を・・・!? 待っ――眩しい・・・!」
目の前が強く発光したから慌てて目を閉じる。まぶたの裏からでも判る強い発光。けどそれもすぐに治まったのが判ったから、恐る恐る目を開けると、「っ!?」目の前に広がるのは
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