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蒼の使い魔は悪魔で召喚魔剣士
吸血鬼
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「でもこないだの騎士さまは三日でやられちまった。今度は二日でお葬式かねぇ……」

「騎士なんかあてにならねぇ」

「俺たちの手で、吸血鬼を見つけるんだ」

「……となるとやっぱり、あのよそ者のばあさんが怪しいと思う」

そういうこと言い村人の顔が、怒りと疑いで黒くゆがんでいった。

「きゅい。失礼しちゃうわ!私とお姉さまが頼りないですって?見てらっしゃい。絶対やっつけてやるんだから!きゅいきゅい!」

女騎士の格好したシルフィードが文句を言う。タバサは相変わらず無表情だ。

そしてタバサたちは村長の家に行くが、とらわれの機兵は念のため入り口で待機している。ちなみに俺は隠れてテレビーを召喚して村長の家の様子を映してもらっている。
一応、村の様子も見ながら、タバサたちの様子を見る。

村長の家ではシルフィードが自己紹介の時点でボロが出そうになっておりひやひやした。
村長の報告は見せてもらった報告書とあまり変わらずだいたいこんな感じの内容だ。

二ヶ月前に十二歳の少女が犠牲になったのを皮切りに、九人ばかりが犠牲になった事。
シルフィードは青い顔しながら聞いている。ほんとに大丈夫なのか心配になってくるな……

今の村の現状はお互いグールなんじゃないかと疑って村を捨てるものまで出始めてるらしい。

タバサが村長をグールかどうか調べ、グールじゃないことを確認した後、五歳くらいの金髪の少女が出てきた。エルザというその子も調べられその後、すぐに泣いて飛び出していった。
村長からエルザについて色々聞いた後、タバサたちは調査を開始した。

まず、犠牲者がでた家を回って見る。とらわれの機兵は村人たちに色々驚かれているが気にしない。

どうやら吸血鬼は眠りの先住魔法を使って獲物を眠らせてるらしい。でも部屋は密室で侵入された形跡がない。色々と調べたり話を聞いてると外が騒がしくなる。

二人は外に出ると十数人の村人たちが、クワや棒・火のついた松明などをもって歩いている。
俺はテレビー抱えて移動しながら村とタバサの様子を見る。
タバサたちは村人たちについていくと村はずれのあばら家だった。

村人たちはその家に住んでる婆さんを吸血鬼だと思い、殺そうとしている。息子のアレキサンドルは母の無実を主張するも村人は聞く耳持たず。
我慢できなかったシルフィードが止めに入るも止められず、そこに村長がやってきて何とか止める事ができた。

そしてその後、タバサは自分たちが宿泊してる村長の家に村の若い娘を集め、調査を切り上げてまだ昼間なのに寝てしまった。
俺は吸血鬼の正体知っているし、今のところタバサに危険はないのでテレビーを持ったまま少し昼寝をした。

夕方になり、そろそろタバサが起きているだろうと思い、テレビーを還して
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