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機動戦士ガンダムSEED DESTINY〜SAVIOUR〜
O☆MA☆KE 1 ムウ・ラ・フラガ
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俺の名前はムウ・ラ・フラガ。
ネオ・ロアノークとも呼ばれたこともあったっけな…。
エンディミオンの鷹と呼ばれたこともあった…。
前の大戦の時、ドミニオンの陽電子砲からAAを庇った時、ジブリールに拾われた(記憶操作付き)。
その後は多分、みんなが知っている通りだ。
俺は今、ラウ・ル・クルーゼと遭遇したときよりも恐ろしい重圧を感じていた。
終戦後、俺はインパルスの…現在はデスティニーのパイロットであるシン・アスカとかつての部下であるステラと対面している。
後はアレックスとナオトが緊張しながら見守っている。
シンは年齢からは考えられないくらい凄まじい威圧感を放ちながら俺を見据える。
シン「ネオ、あんたに伝えたいことがある」
ムウ「な、何だ?」
俺は緊張しながらシンの言葉を待つ。
シン「ステラを…娘さんを俺に下さい!!」
俺に向かって頭を下げるシン。
一瞬頭が真っ白になった。
ま、まさか…。
ステラ「シン…」
ステラの頬がほんのり赤い。
ああ、あのステラが恋を…。
成長したなあ…。
じゃなくて!!
ムウ「ステラ!?どういうことなんだ!!?」
ステラは俺の腕をすり抜けて、ナオトの後ろへと避難してしまう。
ムウ「ス、ステラ?」
ステラの様子が昔と違う。
ナオトから少しだけ顔を覗かせて、俺を睨んでいた。
ステラ「ネオは駄目」
ムウ「へ?」
ステラ「ネオはもう頭撫でたりしちゃ駄目!!」
ステラから初めての拒絶。
これが反抗期かと衝撃を受ける俺だったが、事態はもっと深刻であった。
ステラ「ステラはシンに頭を撫でてもらうの!!だからネオは駄目!!」
俺はステラの言ったことの意味を、暫く把握出来なかった。
しかし、徐々に、理解してゆくにつれ、困惑と驚きは、怒りに変わった。
ムウ「駄目だ駄目だ駄目だー!!ステラと交際なんて、絶対駄目だー!!」
大声で怒り出した俺に、一瞬ビクリと震えたステラだったが、すぐにギュッと眉を寄せて、再び俺を睨んだ。
ステラ「駄目じゃない!!ステラ、シンのお嫁さんになるんだもん!!」
ムウ「なっ…おっ…およ…」
絶句する俺。
ナオト「そうなんですよ〜最近、ステラはシンの為に花嫁修行をしてるんです。掃除洗濯に、お料理も。後、お菓子作りなんか凄い上達具合なんですよ」
俺はステラとの再会という天国から、ステラに恋人どころか婿発覚で一気に地獄に突き落とされた。
哀れな父親的存在は、怒りで肩をプルプルと震わせる。
ムウ「そんな…そんな
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