第179話 “想いの力”と“固い絆”
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ー》に額と手を当てて会場にいる高速の弾丸の魔道士達の姿を見て驚嘆の声を上げる。その隣でマヤが頬を膨らます。
レ「ガンオースさん、皆、無事かっ!?」
レガフがリョウの首に『竜風剣』を突きつけたままガンオース達に駆け寄る。
リ「あんくらいの事で怪我なんかするかよ。」
ハビ「ライネド、ほら。」
ラ「分かってるよ、イヒヒ。」
ライネドは指揮棒を小刻みに揺らすと、
ラ「傷つけ。」
その指示通り、
エ「グハッ!」
グ「ガッ!」
ユ「キャア!」
ショ「ウガッ!」
4人の体は傷つき血が噴出す。
ル「もう止めてっ!お願いだからっ!!」
ルーシィが会場に向かって叫んだ。その叫びにライネドが反応した。
ラ「うるさい小娘だな。指示してやるか、イヒヒ。」
不気味に笑い、指揮棒をグレイ達からルーシィに向け、小刻みに揺らそうとしたその時―――――、
リョ「止めろ。」
レ「ぐはぁっ!」
ガンオース達が驚いて振り返ると、後ろにいたレガフが無様に顎を蹴り飛ばさされていた。レガフの顎を蹴ったのは、
ガ「リョウ・・ジェノロ・・・」
ガンオースは目を見開いた。
レガフが聖剣、『花錦剣』で腹部を貫き、さっきまでぐったりとしていたリョウがそのレガフを蹴り飛ばしたのだ。
レガフを蹴り飛ばした後、真っ先にライネドに近寄り、ライネドが持っている指揮棒を蹴り飛ばした。一瞬の事だったので、ライネドは何も出来ずにいた。
指揮棒がライネドの手から離れた事により、
エ「ハァ・・ハァ、ハァ・・・」
グ「ハァ、ハァ・・お、おい・・無事、か・・・?」
ユ「ハァ・・ハァ・・・ハァ、ハァ・・・」
ショ「ハァ・・・な、何とか・・・ハァ・・ハァ・・・」
指示されていたグレイ、エルザ、ユモ、ショールは解放された。
それを確認したリョウは、
リョ「来いぃぃい!!お前等ァァアアァアアアッ!!!」
腰から『銀覇剣』を鞘から抜きながら力任せに叫んだ。
ナ「おう!」
マ「今行くよぉ〜!」
エル「漢ーーーッ!!」
ナツとマヤとエルフマンが皆の分まとめて返事を返す。
ウェ「ルーシィさん!」
ト「僕達も!」
フ「行こうぜっ!」
ウェンディ、トーヤ、フレイがルーシィに手を差し伸べる。
ル「うん!」
ルーシィは大きく頷くと、金色の鍵を1本手に取る。
ル「開け!金牛宮の扉、タウロス!!」
タ「MO−−−−−!!」
巨大な斧を振り回しながらタウロスが姿を現した。
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