第179話 “想いの力”と“固い絆”
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リョ「高速の弾丸がなぜ妖精の尻尾に復讐しようとしてる理由は分からねェけど、1つだけ、確実に分かった事がある。」
リョウは一旦話を区切る。
4人は気づいた。
リョウの体が、小刻みに震えているのを―――――。
この事から、今から話す事はただ事ではない事を4人には悟る事が出来た。
リョ「幸福の花の、ユリの、事は覚えて、るよな?」
リョウが口を開いた。
その声が妙に歯切れが悪い事に4人は気づいたが何も言わなかった。
グ「あぁ。お前とルーシィが戦った相手だよな?」
ユ「確か、リョウと同じ聖剣使いの1人で、契約してる聖剣は『花錦剣』。」
ショ「大魔闘演舞には出場してないし、姿が見えないけど・・・」
エ「ユリが、どうかしたのか?」
リョ「殺されたんだ、2,3ヶ月前に・・・」
グ&エ&ユ&ショ「!!?」
リョウの口から放たれた言葉に、4人は目を見開いたり、顔を青ざめたり、口元に手を当てたりした。
“殺された”
リョウの口から放たれたとは思えない言葉に、4人は声にならない驚嘆の声を漏らす事しか出来なかった。
リョ「そのユリを殺したのが・・・死者の仮面ではレッタ・リガニョフと名乗っている、高速の弾丸の魔道士、聖剣使いのレガフ・リョニッタだ。」
グ&エ&ユ&ショ「!!!」
4人は再び声にならない驚嘆の声を漏らした。
ユリを殺された事でも驚きなのに、殺したのが高速の弾丸の魔道士だったなんて・・・しかも―――――、
聖剣使い―――――。
リョウの頬を一筋の涙が伝った。
リョ「ユリは、自分と同じ・・・いや、『闇』の聖剣使いに、命を奪われたんだっ!『闇』の聖剣使いが、『光』の聖剣使いの命を奪ったんだァっ!!」
暗い通路に、リョウの悲痛な叫びが木霊した。
リョ「レッタ・・・いや、レガフの目的は、世界に7本ある聖剣を集める事だ。それを成し遂げる為に、アイツは人の命を奪ってまで、聖剣を手に入れようとしてるんだ。・・・俺は3日目の最終試合で、レガフと戦う事になっている。」
グ「んなっ!?」
ショ「そ、それって・・・!」
ユ「まさか・・・!」
グレイ、ショール、ユモの順で驚嘆の声を上げた。
エ「レガフがリョウを殺して、|聖剣
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