港町ラ・ロシェール
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れえていた。
サイト達を襲っていた賊がこちらに弓を放ってくるが。
「ウィンド」
俺の魔法で地面に落ちていき、タバサが小型の竜巻を魔法で作り崖の上にいた賊の男達を吹き飛ばす。
下ではサイト達は驚いており、ルイズが叫ぶ。
「シルフィード!」
シルフィードが地面に下りると同時にキュルケは飛び降りる。
「お待たせ」
ルイズもグリフォンから飛び降りた。
「お待たせじゃないわよ!何しにきたのよ!」
「助けに来てあげたんじゃないの。朝方、窓から見てたらあんた達が馬に乗って出かけようとしてるもんだから、急いでタバサを呼んで後をつけたのよ」
そう、キュルケとルイズが話している中、サイトがきた。
「先に言っておくが俺は何も言ってないぞ」
「キュルケですね」
「人の目なんてどこにあるのかわからないしな。それと元気がなさそうだなサイト」
「っえ!それはその……」
『それは旦那。相棒がしっt』
デルフリンガーが何か言う前に鞘にしまうサイト。
俺はルイズを見るともじもじと困ったようにワルドを見ている。
「なるほどな」
「!?」
サイトが驚愕の表情で見てくる。よく驚くな。
それから俺はギーシュのところに行く。
「ギーシュ。それは、尋問とは言わないぞ?そんなんじゃこいつら嘘をつくだしな」
「え?」
俺は賊と向かい合う。すると賊の一人が俺のことに気付き。
「こ、こいつ噂のあkへぶっ!!」
見えないくらいの速さで賊の腹に蹴りをいれ黙らせる。
ギーシュは青ざめてそれを見ている。
「あ、あのアルさん?さっきこいつ何か言いかけて……」
「ん?空耳だろう」
「……」
「さて、お前ら。ちょっとお話しようか」
そういうアルさんの顔は邪悪な笑みが浮かんでいて、僕は青ざめながら賊に同情した。
その表情だけでガクガクぶるぶると震え始めた賊たちは顔を真っ青にしていた。
森の奥にアルさんに連れて行かれると森から複数のこの世のものとは思えない悲鳴が聞こえてきた。Byギーシュ
後に見つかったギーシュの日記にはこう記されていたらしい。
この出来事は彼の中でトラウマとなった。
それから、アルが一人で帰ってきた。なんだかすごいご機嫌だ。
ギーシュが恐る恐ると言った感じで聞いてみる。
「あ、あの?アルさん賊はどうしたんですか?」
「あいつらなら、解放してやったよ」
「逃がしたんですか!?」
「ただ逃がしただけじゃないぞ、俺がそんなことすると思うか?」
ぶんぶんと首を横に振るギーシュ。
「どうやら、相手は何か女に金貨渡されて依頼されたといっていた。だがそのことを皆に言うなよ。ただの物
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