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【完結】剣製の魔法少女戦記
第五章 StrikerS編
第百六十三話  『決戦(7) ライトニングの決着』
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アはガリューを呼ぶ。
それでガリューはルーテシアの隣に佇んで、

「ガリューも、いつまでも一緒にいてね…?」
「………」

言葉を話せない代わりにガリューはその場に片膝をついて頷くのだった。

「フェイトさん! アリシアさん! ルーはこの通り確保しました! だから、負けないでください!! 僕達がついています!」
「そうです! 私達は応援しています! きっと、フェイトさん達は過去の因縁を断ち切れるって事を信じて…!」

エリオとキャロはスクリーンの向こう側で捕まっている二人に向かってそう叫んだ。



◆◇―――――――――◇◆



Side フェイト・T・ハラオウン



エリオ、キャロ…強くなったね。
もう、私が着いていなくても頑張れる強さを手に入れたね。
だから私達は過去の因縁をここで解消するよ。もう、迷わない!

「…アリシア、二人にここまで応援されたんだから、頑張らなきゃいけないね?」
「そうだね、フェイト!」

それで私は右腕を天に掲げる。
それによって右手の甲にある令呪が輝く。

「なにっ!? これは…!」
「第一の令呪に命じます! 来て、ランサー!!」
《おうよ!》

それで今どこかで槍使いの女性と戦っているはずのランサーをこの場に顕現させる。
風が吹き荒れて一瞬にしてランサーが私達の目の前に現れる。

「マスターの命のもと、馳せ参じたぜ!」

そう言ってランサーは私達を捕らえている赤い線の檻をゲイ・ボルクをひと振りして砕いてくれた。

「…ランサー! 戦闘機人の相手をお願い!」
「わかったぜ!」
「私とアリシアはスカリエッティをやる…!」
「うん! フェイト!」

そして私はスカリエッティと戦うために真・ソニックフォームを起動する。

「オーバードライブ! 真・ソニックフォーム!」
「スピードスター! ソニックガンズフォーム!」

私は真・ソニックフォームになってバルディッシュ・ライオットフォームの双剣を携える。
アリシアのスピードスターもガンズフォームの砲身が伸びて大型のロングレンジライフルに変化する。

「いくよ! アリシア!」
「うん、フェイト!」

そう言って私とアリシアは高速で駆け抜ける。
一瞬、ランサーの方に目を向ければ、

「オラオラオラーーーッ!!」
「ッ! グアッ!?」
「これで、しまいだ!」

ゲイ・ボルクをおお振りで振り回して戦闘機人の腹に当てて壁まで吹き飛ばして戦闘不能にしていた。
さすがランサーだね。
私達もここですべての因縁を断ち切る!

「スカリエッティ、覚悟!」
「…いいのかね? 私を倒しても13人の戦闘機人の体内に私のコピーを仕込んでいるのだよ?」
「なにっ!?」
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