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【完結】剣製の魔法少女戦記
第五章 StrikerS編
第百六十三話  『決戦(7) ライトニングの決着』
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うルーテシアのその姿にキャロは涙を流し、次にはルーテシアを移動術を使い抱きしめていた。

「ッ…!?」
「ルーちゃん…ルーちゃんは一人じゃないよ…?」
「うるさい! 離れろーーー!」

それでルーテシアは体から魔力を放出させてキャロの体を傷つける。
でもキャロは決してルーテシアを抱きしめている手を緩めずに決して離そうとしなかった。

「ルーちゃんは決して独りじゃない。孤独なんかじゃないんだよ…。
そのゼストさんとアギトちゃんって子も、きっとルーちゃんの事を大事に思っている…。きっと、ルーちゃんの帰りを待っているよ…?」
「そんなの、嘘だ…!」
「嘘じゃない…!」
「ッ!?」

キャロは大声でルーテシアの言葉を否定して叫んだ。
ルーテシアもその叫びによって言葉に詰まった。

「一度繋がった絆はそう簡単に切れるものじゃないんだよ? だから大丈夫! それに、私達もいるよ…? 私達がルーちゃんの友達になってあげる…ルーちゃんのお母さんを助ける手助けも絶対にする!」
「で、も…そんな口約束…」
「口約束なんかじゃない!」

そこにガリューの攻撃をストラーダで何度も受け止めて耐えているエリオが叫ぶ。

「僕達はきっと分かり合えるんだ! だからさっきも言ったように僕達の手を取って! ルー!!」
「エリ、オ…」
「グッ…。…そ、そうだよ、ルーちゃん! 私達は、どこにもいかない…! ルーちゃんが離れようとするなら私達はさらに追いかけて、そして捕まえる!」
「あ…」

それで洗脳されているというのにルーテシアの瞳から涙が垂れる。

『ルーテシアお嬢様! そんなーーー「少し黙っていろ、クソメガネ!!」ッ!?』

またスクリーンからクアットロが洗脳を強化しようとしたが、そこでエリオの心からの叫びでそれはかき消された。

「僕達の邪魔をするな! ルーは貴様なんかに良い様に利用されていい子なんかじゃない!!」

普段の温厚で誰にでも優しい笑顔を向けるエリオにしては珍しくクアットロに対して怒りを示してキレていた。

『くっ…!』

それでクアットロの映像は消えた。
どうやらルーテシアの事を諦めたのだろう。

「さぁ、ルー! 僕達と共に行こう!」
「そうだよ! ルーちゃん!」
「エリオ…キャロ…私は、あなた達と一緒にいたい…もう寂しい思いをしたくない…!」

その瞬間、ルーテシアを支配していたものが砕けた感覚をルーテシアは感じた。
洗脳を自力で振りほどいたのか目から次々と涙が溢れてきてルーテシアは今だに抱きついているキャロの胸に顔を埋める。

「そうだよ、ルーちゃん…。それでいいんだよ」
「そうだよ、ルー。もう僕達は君の友達なんだから…」
「うん…! ガリュー!」

それでルーテシ
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