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特殊陸戦部隊長の平凡な日々
第8話:新メンバーを選抜せよ−2
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グは部隊長室の方へと向かって別れて歩き出した。

ゲオルグは部隊長室に入って自席につくとなのはとの通信を繋いだ。
ゲオルグの前に通信画面が現れ、その中には私服姿のなのはが映っていた。

『はい、ってゲオルグくん? どうしたの? まだ仕事中でしょ?』

「そうだよ。 というか、なのはこそどうしたんだ、その格好?
 そっちもまだ仕事中だろ?」

『ううん。 今日は早上がりだからフェイトちゃんとお茶しようと思って
 今は街中にいるんだよ』

「フェイトと? でも、フェイトだって今は仕事中だろ」

『フェイトちゃんはまだ短縮勤務なんだって』

「短縮勤務って・・・ああ、産休明けのね」

『そうそう』

なのははそう言って頷くとニコッと笑う。
だが、すぐにゲオルグから連絡してきたことを思い出し、手をポンと打つ。

『って、ゲオルグくん。 なんでこんな時間に連絡してきたの?』

「ああ、そうだった。 今日はちょっと帰りが遅くなるってのを
 連絡しとこうと思ったんだよ」

『そうなんだ。 仕事?』

「そうだよ」

『わかった。 じゃあ、晩ごはんはどうするの?』

「できれば家で食べたいんだけど、あんまり遅くなったら悪いから
 外で食べることにするよ」

『そんなに遅くなりそうなの?』

「9時までには帰りたいとは思ってる」

少し考えてからゲオルグが答えると、なのははニコッと笑う。

『じゃあ、待ってるよ。 一緒には食べられないけどね』

「ありがとう。 もっと遅くなりそうなら、また連絡するから」

『うん、お願い。 じゃあ、待ってるね』

「ああ。 あと、フェイトによろしく言っといてくれ」

『わかった。 あんまり無理はしないでね』

「わかってるよ。 じゃあな」

ゲオルグは画面の中のなのはに向かって微笑みかけると通信を切り、
午前中の模擬戦を記録した映像を確認し始めた。


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