6.手合わせ(前)
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逆転するだろうよ」
「それはシグナム副隊長も…」
「実際に殺り合ってんだ。当然気付いてるだろうが、手を緩めたらそれこそ隙を突かれるからな。相手の反撃の隙に合わせるつもりだろうよ。まったく、シグナムの剣を受けてんのに怯むどころか目を少しも瞑らねぇわ、互角以上に撃ち合うわ、本当に『一般人』かってんだ」
「ええっと……、ならシグナム副隊長が勝つにはどうしたら…?」
「今んところ、シグナムに勝機があるとしたら中遠距離から魔法を使う事なんだが……」
「何か問題が?」
「アイツが何かしらのスキル持ちだと種類にもよるが話が変わるかもな。例えばキャロみてぇな召喚スキルがあれば、本人が魔法を使えなくても十分過ぎる代用戦力になる可能性がある上に、本人があれだけの戦闘力を持ってんだ。牽制に使われるだけでも厄介この上無ぇよ」
「ヴィータ副隊長は、あの人がそういうスキル持ちだと考えているんですか?」
「…断言は出来ねぇがな。初めて会った時から目撃したとはいえ、アイツは魔法とかの存在を普通に受け入れやがった。て事は魔法か似た何かを知ってる可能性がある。それに元の住んでた世界が本当にはやて達の出身世界と同じなら、魔法の類いは普通なら知ら無ぇ筈だからな。考えられるとしたら特殊なスキル持ちぐらいだ」
そんな会話が交わされる中、彼女の鉄壁領域を形成していた薙刀の動きが突如変化して、大きくレヴァンティンを下から弾き飛ばし、そのまま力を殺す事無く回転運動を利用し柄部分をがら空きとなっているシグナムに向かって振り上げられる。
だがシグナムもその反撃を見切り、迫る薙刀を横から蹴りとばす。
彼女は蹴られた瞬間、その方向に跳びシグナムから距離を置き、シグナムも同様に逆方向に跳び退いて間合いを初めに睨み合ってた時程空けると、レヴァンティンを構えカートリッジをロードさせ、吼える。
「シュランゲバイゼン!!」
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