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仮面ライダーディザード 〜女子高生は竜の魔法使い〜
Epic13 仰天!?先生もアームズチェンジ!!?
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゙を決めたディザードに対し、デスザードはティルウィングの柄を固く握りしめ思い切り振りかざすと、猛ダッシュでディザードに迫り、怒りを込めて斬りかかっていった。
ディザードもあわてる事なくディザードライバーのレバーを操作し、右手のリングをコネクトリングに変更しドライバーの手形にふれ魔法陣を発動、そこからブレイブハートを取り出し弓を引き絞る。
『コネクト・プリーズ!!』
ガッ…ギリギリギリ…。
『新型の武器か、面白い!受けて立つ!!』
「……。」
デスザードが加速をつけて迫る中、ディザードは弓を引き絞ったまま無言で正面を見据え、魔力を矢に集中させる。
がしかし、ディザードが矢を放つ気配はなく動きも全くないのを見て、デスザードはティルウィングの柄から更に魔力を刀身に注ぎ込み、出力を上げて斬りかかっていく。
「エリカちゃん、大丈夫かな…。」
「一体どうなるのだろう?」
「…エリカちゃん。」
野球部員達とセシリアが見守る中、ついにディザードはデスザードを至近距離からとらえ、引き絞った矢を放った。
だがデスザードは至近距離から命中するのを覚悟で突撃し、矢が当たるギリギリを見極め右に回避…矢はデスザードのマスク右側面をかすめながら一直線に飛んでいってしまった。
ヒュンッ!!
「「「わあぁぁぁぁぁ、外したぁ!!?」」」
「…エリカちゃん!」
『ふっ、間抜けめ!どこを狙っている!!』
その一撃が外れた事にデスザードは千載一遇のチャンスを得た思いでティルウィングを構え、見ていた部員達は揃って天に届かんばかりに大絶叫し、セシリアもディザードを援護するため光の鎖を構えてデスザードに立ち向かおうとするが。
「…よし!」
『!?』
ディザードはまるで外したのを計算したかの様に左手のブレイブハートを右上に構え、そのまま振りかぶって左斜めに斬撃を繰り出したのだ。
あまりの唐突な動きにデスザードは反応できず、胸部アーマーに命中してしまい右に吹き飛び、地面に数回バウンドして止まった。
そう、彼女の放った最初の一撃はデスザードの接近や回避を予測してのフェイクであり、ギリギリまで引きつけてから『本当の』一撃を喰らわせたのである。
デスザードはティルウィングを杖に、よろけながら何とか立ち上がりディザードの方を見ると、仮面の下で怒りに顔を歪ませながら拳を握りしめ、先程の一撃がフェイクだと知った。
『…くっ、何て奴だ。まさかこんなフェイント技まで使うとは!ディザードめ…!!』
「どうやらあなたは、フェイントのたぐいには弱いみたいですね。」
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