暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディザード 〜女子高生は竜の魔法使い〜
Epic13 仰天!?先生もアームズチェンジ!!?
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けではない…遠藤の捜索や裏山の亀裂に関する調査等やるべき事がたくさんあるからだ。
エリカはピッチャーが投球練習しているところを鷹の目で捉えスラスラと素描を始め、セシリアは素振りをしているキャプテンの動きを的確に捉え、やはりスラスラと描き始める。
練習が一段落ついた頃には二人の素描は終わり、選手達が彼女達の素描を見たいと集まってきたので二人は描き上がった素描を部員に見せた。
いずれも躍動感あふれる仕上りになっており、今にも動き出しそうな描写に選手全員やキャプテンも納得のいく表情で彼女達をほめた。

「へぇー…すごいな君達は、特に腕の書き込みが実にリアルだ!」
「本当にキャプテンや先輩達がうらやましいッスよ。」
「あ、ありがとうございます。」
「エリカちゃん、すごいモテモテぶりだね。いいなー、私なんてみんなからモテた事なんて全くないから。」
「セシリアちゃん、あまり茶化さないで下さい///」

エリカのモテぶりに少しやきもちを焼くセシリアに、エリカはほおを赤らめ照れていた。

午前12時を回った頃、一通りの課題を終えた二人が道具を片付け始め、選手達も休憩のためベンチに入った、その時。
急にエリカが頭上に違和感を感じ、ふと見上げると…今まで感じた事のない濃密な負の力がグラウンド上空に渦巻いているのがわかり、二人は息を飲んだ。

「ん?この妖気は…。」
「エリカちゃん、あれ!」

そして、次の瞬間。
ヒュオォォォォォ…と一陣の魔風がグラウンドに吹き、上空から魔法陣が現れるや、一人の少女が魔法陣から現れグラウンドに降りてきた。
その見知った顔に選手達もどよめき、エリカとセシリアも身構える。
そう、遠藤…否、カラミティドラゴンが現れたのである。

「ま、マネージャーじゃないッスか!!今までどこに行ってたんスか。」
「まさか、マネージャーまで魔導士になって帰ってくるとは思わなかった…。」

選手達が遠藤の事を口にする中、エリカはディスクを引き出しドライバーオンリングを右手に装備しゆっくりとした足取りで歩み寄った。

『ドライバーオン・プリーズ!!』
「…エリカちゃん?」
「皆さん、下がってください。あの人は遠藤さんではありません。」
「「「え?」」」

選手達はエリカが何を言っているのかわからずキョトンとしていたが、今までの温和な表情とは違う緊迫した彼女を見て黙らざるを得ず、当然セシリアも彼女を見た途端表情が一気に引き締まり、同じ人物とは思えぬくらいのオーラをかもし出していた。
セシリアは念力で右手から光の鎖を生み出し、エリカはディザードリングを左手に装備し更に歩みを早める。

「あなたは遠藤さんではありませんね?」
「あなたは一体何者?」

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