序章・舞い降りた戦士達
第三話
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ろしくな。」
「俺はボリス。サイバトロンの戦士だ。」
「私は神奈真。勇者を目指すゴーレム使いの魔導師だ。」
互いに自己紹介をする四人。その時、プラズマウェーブが言った。
「そろそろ出発するぞ。」
「はい。それじゃあ皆さん、また会いましょう!!」
「ああ。」
「元気でな!!」
そして、神奈真はプラズマウェーブと共にゲートの向こうに消えて行った。
神奈を見送った一行は、最初の目的であるACトレインの様子を見に半壊した小鳥遊家にやってきた。
「うわっ!?どうしたんだボリス。ボロボロじゃないか!?」
そこで事後処理をしていたACトレインが戦いで傷付いたボリスの姿を見て、思わず叫んだ。
「実は、転成者に襲撃されてな。」
ボリスはここに来るまでにあった事をACトレインに説明した。
「なるほど。そんな事が・・・しかし、悪質転成者を生み出す神にそこまでロクでも無い奴がいるとは。」
神奈に色魔を取り憑かせた神に怒りを通り越して呆れるACトレイン。
「あ!?」
その時、Nダガーが思い出したように叫んだ。
「どうした、Nダガー?」
「神奈にどうして十花の方が転成者だと分かったのか聞くのを忘れていた。」
「「あ・・・」」
肝心な事を忘れていた事に気付くボリスと玄。だが、まだNダガーから話を聞いていないACトレインは理解出来ていなかった。
「一体、何の話だ?」
「実はな・・・」
Nダガーは退治した転成者、神居が何故か小鳥遊姉妹のどちらが転成者かを把握していた事を説明した。
「なるほど、それは確かに気になるな。」
「ああ。さらに言えば、あの転成者から倒す前に聞き出しておけば良かったのだが・・・」
「まあ、過ぎた事をどうこう言っても仕方が無い。その件は神奈が戻って来た時か、別の転成者と遭遇した時に聞こう。」
「そうだな。」
こうして、未だ謎は残ったが、最初の事件は終了した。だが、これはこれから続く戦いの始まりなのだ。ゆえに、彼らは決して気を緩めたりはしなかった。
続く
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