幻想入り、そして修行
東方変形葉4話「永夜異変」
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ころ、紫たちは・・・
「紫、そういえばこの前、おもしろい子を連れてきたっていってたわね。」
霊夢が質問した。片手でお札を撃ちながら質問するなんて器用なことするわね。
「ええ、そうよ。それがどうかしたのかしら?」
「どんな子?」
単純な質問だ。
「おもしろい子よ。」
「どんなふうにおもしろいのかきいてるのよ!」
霊夢は少し怒って聞いた。
「それを聞いてどうする気?」
「神社の役に立つかもしれないじゃない。」
“変化”を操ることができるから、神社を金持ち状態に変えられるかもね、とはいえない・・・思わず苦笑いをしてしまった。
「役に立つの?」
「ま、まあ家事ができるからそれなりに役に立つんじゃないかしら・・・あはは・・・」
「む、何か隠してるわね?いいわ、すぐに白状させてあげるわ!」
さすが博麗の巫女。勘がいいわね、変なところで・・・
「あ、紫様。鳥の妖怪らしき奴が近づいてきます。」
藍が教えてくれた。さて、これが終わったら焼き鳥でも食べようかしら。
二時間たち、今日の修行は終了した。すごく疲れたので寝ることにした。縁側で。夜のように暗いので寝るのには最適だった。
「ゆーみくん・・・あ、寝てる。」
すう、すうと寝ている、疲れたのかな。
・・・寝顔意外とかわいい。わたしも寝ようかな。夜のように暗く、薄寒いので、ゆーみくんにくっついて横になる。あ、寝返りをうってきた。って顔近!吐息がかかるほど近い。胸の鼓動が高鳴る。離れようにもゆーみくんが寝返りをうつときにわたしを抱くような体勢になってしまって離れられない。どうしよう・・・
「んっふわぁぁぁ」
あーよく寝た。何時間寝ただろう。疲れがすっかりとれている。ん?
「きゅう〜〜・・・」
橙が横にいる。なんだか顔がものすごく赤い。・・・あれ?いまどういう状況?
・・・どうしてこうなったのだろう。橙を抱くような体勢になっている。しかも顔がかなり近い。どのぐらいかといえば、橙の甘い吐息が顔にかかるほど。寝返りをうったのだろう。冷静に分析しているように見えるが、実は顔がものすごく熱い。こうやって分析するのが不思議なぐらいに。
紫がいなくてほんとうによかった。いたら絶対しばらくからかわれそうだから・・・。まだ外は暗く、異変は終わっていないようだ。
お腹がすいたのでとりあえず昼食を作る。橙は寝かしておいた。うーん、ちょっと寒いからうどんにしようかな。ちゃんとねぎ抜きのやつを。
「おーい橙、ご飯できたよ。」
「う〜ん・・・」
あれ?起きない。相当深い眠りについているようだ。ちょっといたずら心がでてきた。足の裏をこちょこちょ・・・
「う・・にゃ!?にゃあああああ!」
すごい勢いでとびはねて起き上がった。尋常じゃない反応だ。かなり効くよ
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