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東方変形葉
幻想入り、そして修行
東方変形葉4話「永夜異変」
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目が覚めた。今日は寝ている間に橙が抱きついてこなかったのですんなり体を起こすことができた。だが・・・
「・・・暗い。」
どういうことだろう、確かにしっかり寝たはず。
不思議に思いながら廊下を歩いていき、台所へ行くと、手紙が置いていた。


裕海へ

幻想郷で異変が発生したわ。夜が明けないのもそのせいよ。付け加えると夜を引きのばしているのは私だけど。私と藍は解決に行ってくるから、橙にご飯をつくってあげなさい。いつ帰れるかわからないけど、なるべく早めに帰ってくるようにするわね。あと、きのうしたような修行をできたらしてちょうだい。  


紫より


・・・・異変・・・・夜が明けないほどの異変。異変というのがどういうものかわからないけれど、恐らくは事件みたいなものだろう。



「ふにゃぁぁぁぁ・・・あえ?暗い・・・え?ゆーみくんどこ?暗いよぉ・・・怖いよ・・」



朝ごはん作らないと・・・あ、その前に橙を起こしておこう。一通り説明しないといけない。
そう思い、自室のドアを開けると、涙目の橙がいた。
「えーーーーーーん」
「うおっと」
抱きついてきた。あ、もしかして怖かったのか?
「一人にしないでよぉ・・怖かったよ・・・」
「ごめんね、怖い思いさせちゃって。」
やさしく橙の頭を撫でる。



しばらくして泣き止んだ。
「落ち着いた?」
「うん・・」
「じゃあ一応伝えるかな。」



「・・・ということなんだ。」
「えー、ゆかりさまもらんさまもいないのー?」
「そういうことになるね、大丈夫。あの二人のかわりになってあげるから心配しないで。」
あの二人のようになれるかどうかわからないけど。
「うん!・・・ところで、ごはんつくれるの?」
少し不安げに質問した。
「ああ。一応前までは一人暮らしだったからね。何か食べれられないものとかある?」
「ねぎとか、生卵とかいろいろ」
「猫が食べられないもの全般か。」
とりあえず朝食はパンを焼こうかな。



昨日と同じように修行を行う。今日はふたりがいないから橙に手伝ってもらう。昨日の内容・・
・まず、3秒以内に能力を使い、完全に変化させること。
・それができたら2つに増やし、3秒以内に完全に変化させる。もちろんそれぞれ別のものを使う。
・さらにそれができたらどんどん増やしていく。
ということだ。
「もってきたよー。」
「ありがとう。」
紙の箱、鉄球、水の入ったコップをもってきてもらった。昨日は1つはいけたけど、2つ同時ができなかったからね。よし。まず一つ目・・・・
「わぁーすごい!紙の箱が木箱になっちゃった。」
次!なんだか今日はいける気がする。力を込めると、鉄球は銅になり、水は氷になった。


その
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