第四十三話
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るより消した方が良いと判断して暗殺者を回してきた。それもかなりヤバいの。普通の魔法先生じゃ仮面ライダーになろうとまず返り討ちになる。そんな奴らを10人も送り込んできやがった。ついでにオレも抹殺対象になっていたみたいだが逆に返り討ちにして二人を助けたという訳だ。それまでは風祭もリーダも魔法に関しては知らなかったから懇切丁寧に教えて、リーダの方は気の運用が出来そうだったからある程度手ほどきしてやった位だな。そしたら半月程でオレの情報まで辿り着きやがった。あれには吃驚した。まあ、その後も何回か暗殺者が来たんだが生徒である以上オレが完全に守り切った。学園には一切知られていないがオレ専用の探知結界が学園全体に敷いてある。それに引っかかった危険な奴、つまり一般の魔法先生では勝てない、かつ生徒を狙っている奴を片っ端から潰しただけだ。たまにリーダに実践を詰ませる為にわざと取りこぼしたりするがその時はいつでも助けに行ける場所に隠れている。そして兄と姉に反撃する為に色々とコネを紹介してやったり、今まで教えていた魔王式帝王学以外にも色々と仕込んだ結果、高2の頃に兄を次期総帥の座から引きずり降ろす事に成功。それから高校卒業と同時に正式に財閥の総帥を引き継いだ。それからは会う機会なんかなかった訳だがお歳暮やらは毎年届いている。
「で、実際の所なんでこんなことをしたんだ」
リーダに慰められorz状態から立ち直った風祭に聞く。
「さっきも言ったと思うがお前が教師を辞めるなんて信じられなくてな。最初はなんとか復帰できる様に手を回そうと思ってたんだが、あまりにもお前があっさりとしている事が疑問に思って、とりあえず抗議に留めているんだ。昔からここの警備やら魔法の秘匿に問題があると感じていたからそこも突いてな」
「正直ここじゃあ頭の固いジジイばかりで教師として生徒を守り切れない事がある。だから潰そうと考えててな」
「リーダ、零斗がまたトンデモナイ事を言い出したぞ」
「ですがお嬢様。零斗様がこうおっしゃるという事は実現可能だという事になりますし、聞いた話によると余裕で出来る思いますが」
「だからって何も学園を滅ぼそうなんて考えるとは」
「誰がいつそんなことをすると言った」
「えっ、だって潰すんだろう。お前の事だから文字通りなんかでかいのを召還して押しつぶすんだとばかり」
「失礼な。そんな事をしたら無関係の人間まで巻き込んでしまうだろうが。そんなんだったら魔法先生達の集会を襲撃する方が効率がいいだろうが」
自分で言っててなんだが在りかもと思ってしまう。計画を変更……だめだ麻帆良祭は結構楽しみにしてるから変更は無し。
「今、本気で襲撃しようか悩んだだろう」
「ああ、割と本気で考えてた」
「…
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