第四十三話
[4/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
か。頭が痛くなる。以前の彼女ならオレが教師を辞めたと聞いたら自分の補佐にしようと考えていたんだろうけどこの6年で考えも変わったのだろう。
「元教え子としか言いようがないな。デモの中心人物の情報は?」
「さっきの3ページ後に分かる限りで」
ええ〜っと……ほとんど教え子が関係しているな。へぇ〜、あの娘会社を建てるとか言ってたけどあの会社か。おっ、こっちは風祭と同じで財閥に戻った娘か。デモに参加してるってことは対人恐怖症も治ってるみたいだな。この娘は誰だ?ああ、昔論文の発表で会った事のあるあの博士の娘さんか。自分が来れないからって娘に来させてるのか。おっとこっちはあの娘か、それなりの地位の娘とは思っていたが王族だったか。う〜む、こうして見ると中々凄い面子だな。簡単に日本をひっくり返せるな。
「助かった朝倉」
「いやいや、それより先生一体何者なの。これだけの面子が揃ってたら日本を支配できるよね」
「はっはっは、ただの一教師だ。まあ、若い頃に色々と知識を溜め込んだ為に色々と教えてやる事が出来る程度だがな」
風祭には魔王式帝王学を教えたり色々したっけ。おかげでただの威張り散らすだけのガキから人の上に立ち続ける事が出来る淑女になったからな。
身長は伸びたのだろうか?
はっ、殺気!!
……伸びなかったみたいだな。
とか巫山戯ている間にデモ隊の最後尾が見えたのだが…………すごく多いです。
うん、なんで桜通りまでデモ隊が集まってるんだ。
「すまん朝倉、オレにはどうする事も出来ない」
「諦めないでよ先生。原因は先生なんだから」
「朝倉、間違えてはいけない。オレは原因ではなく切っ掛けだ。原因は学園長だからそこの所を間違えない様に」
学園長が野菜を麻帆良に連れてこなければこんな事にはならなかったんだから。
「一応対策を考えてくる。もしかしたら協力を仰ぐかもしれないから携帯の電源を常に入れておけ」
「りょうかい〜」
朝倉と別れてキティと共に店に戻りだす。
「それでこれからどう動くんだ」
「別にどうも動かん。これぐらいの罰が当たっても良いだろう。でも新田先生達に迷惑がかかったのは痛いな。今度何か持って行こう」
「確かにあの人に迷惑がかかるのは避けたかったな」
まったく風祭の奴め。やるなら周囲の事を考えてから行動しろよ。
無理か。オレの教えた魔王式帝王学じゃどう考えてもこの結果になるな。
今度職員室に持って行くお土産を考えながら今日は定休日なのでcloseとなっている店のドアを開けると
「おう、レイト。お邪魔してるぞ」
ドアを閉めた。
「こらぁあああああーーーー、久しぶりに会った教え子に対してそのたいどはなんだ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ