第四十二話
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る様に」
出席順に名前を呼び成績表と言葉を贈っていく。バカレンジャーや図書館探検部のメンバーは謝罪してきたのでちゃんと受け入れてやる、だけどお前達だけが悪い訳ではないとちゃんと理解させる。
「最後だ。アリス・アーデルハイト」
「はい」
「半年しか教える事が出来なかったが君は優秀な生徒だった。これからも頑張ってくれ」
「ええ、もちろんです」
成績表を手渡し席に戻るのを待つ。
「これで教師としての仕事は全て終わった。日直、号令」
「起立」
ああ、今日はリーネだったか。毅然としてますますキティに似てきたな。
「礼」
『先生、今までありがとうございました』
「こちらこそ今までありがとう」
深く一礼をしてオレは教室から出て、職員室に向かう。
「天流先生、教師を辞めるって本当なんですか」
職員室に入ると既に情報が回ってきたのか殆どの先生に囲まれる。
囲んでいない先生は学園長側の先生達だ。
「ええ、私はこの学園で教師をするつもりはもうありません」
きっぱりと言い切る。問題児が多くて教えがいのある学園ではあるがトップが教育者として最低ではどうしようもない。
「急ではありますが学園長も既に了承し、手続きなども終わっています。後任は学園長が決定すると思います」
どうせネギを担任にするつもりだろう。だが思い通りにいくかな?
布石は既に打ってある。あとは仕掛けが動くのを待つだけだ。
こうして多くの生徒と教師の方に惜しまれながらオレの麻帆良での教師生活は幕を閉じた。
だがオレも予想がつかなかった事が起こった。
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