第四十一話
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時に、美空ちゃんの影で美空ちゃんを拘束する。最近になってようやく自分以外の影を操れる様になってきたのでちょうど良い実験になったわ。
side out
side 千雨
美空には悪いがリーネのストレス発散に付き合ってもらうか。
「むっ、これはどういう事だ」
銀髪のメイド服を着たガイノイドがいつの間にか傍に来ていた。
「ああ、チンクか。ストレス発散みたいなものだから放っておけば良いよ」
それにしてもレイトさんが作ったモデルが存在するガイノイドって中身が名前と外見に引っ張られてるよな作られた当初は一緒のプログラムだったのに今じゃあ個性があるし、一種のプログラム生命体になってるよな。
「ストレス発散?何かストレスになる様な事でも」
「ほら、前に話したじゃん英雄の息子が来るって」
「アリスの兄のネギだったか」
「そう、そのネギなんだけどそれが予想以上にアホなんだよ。見てるこっちがストレス溜る位に。正直、胃に穴があきそうで困る」
「それは……レイト殿に薬を貰う位しか」
「やっぱりそれ位しか無いか。明日店の方に顔出しに行くか」
「そうするしかないな、エイプリル姉様には連絡を入れておく」
「頼むよチンク。それと今日のスコーンを焼いたのってウーノじゃないよな」
「セインとウェンディが焼いたんだ。やっと人に出せる位になってきたのでな」
「そっか、おいしかったって伝えといてくれ」
「伝えておこう」
もう一つスコーンを口にする。う〜ん、落ち着くな。
side out
side アリス
「お断りします」
「即答かのう」
何ボケたことを言ってやがるんだろうこの茄子は。
「残念ですけど私の所属は既にアリアドネーです。それにあなた方に私をどうこうできる権限は一切有りません。干渉するなら私はこれを本国に連絡するだけです」
「いや、別にこれは命令ではなくお願いであって」
「なら最初にお願いだというべきですね。まあどのみちお断りしますが」
「君の兄のことだぞ」
「あれは私のことを妹だとは思ってもいませんし私も同様です。まあ、目の前で死にかけていたら少し位なら助けるかも知れませんが、周囲に災いをもたらすなら排除するだけです。師匠もそう考えられているので直接交渉も無意味でしょう」
「むう」
はぁ、無駄な時間だな。今日はみんなストレスが激し過ぎて久しぶりにお茶会を開くことになっていたのに。正直政治家としてこの茄子は駄目だ。とっとと
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