第四十話
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ん、学園長の娘だな。アレに似なくて良かったというのが笑い話の一つだ。息子だったらどうなっていた事やら」
「きっと似た様になるんでしょうねぇ、個人的には見てみたいですけど」
「きっと性格は封神演技の太公望みたいになるんじゃないですか?」
「それはないな。学園長、謀が下手だし、人を動かすのも下手だから」
『ああ、納得』
ここに来た魔法先生達は最初にオレが麻帆良に来た初日の事件の事を教えられる。学園長もオレたちの事は手を出さなければ何もしてこないと注意をするが注意するだけなのでたまに暴走する魔法先生がいる。そしてオレに手を出してきた魔法先生はその生涯を止められる。閉じられるのではなく止められる。簡単に言えばダイオラマ魔法球の中に放り込まれる。内外差が逆で極限までずらされているのダイオラマ魔法球にだ。時間差は500年を1時間、つまり外の500年が中の1時間。分かり難ければ竜宮城だと思えば良い。一番新しいのは眼鏡を掛けた褐色の男で、確か名前はガンドル、そう、ガンドルフィーニだ。さすが正義バカ、赴任初日に襲いかかってきたので速攻で魔法球に封印した。行方不明扱いで捜索はまだ続けられているらしい。その前は確か金髪の魔法少女だったかな。確かハーフで影繰術を使ってきたはず。まあ、オレの方が70枚位上手なのでやっぱり封印されてしまった。
正義バカって本当にバカだよな。正義は必ず勝つと考えてるから。勝者が正義なんだよ。これが分からないのは子供だけだと思ってたんだけどな。これ、一般論だよね。
オレの持論は正義=悪<身内<キティだ。正直なところ正義だろうが悪だろうがどうでも良い。キティが居ればそれだけで良いやという感じだ。
曲がらない一本の信念があれば大抵の事はどうとでもなる。たぶんキティが死んだりしたら2、300年位立ち直れないな。前回もそうだったし。
まあ、昔の事は考えないでおこう。鬱になるから。今が幸せならそれで良いじゃないか。
閑話休題
ええっと何の話をしてたっけ。ああ、茄子が調子に乗ってるから麻帆良を滅ぼそうぜって話だったな。
「とりあえずさあ、そっちの方で学園長に警告しといてくれないか。そろそろ本気で麻帆良を滅ぼしたくなってるって。滅ぼされたくなかったらこれ以上オレたちの機嫌を損ねるな。生徒は確かに大事だが家族の方がオレは大事だからな。と伝えておけ」
「わかりました。ちゃんと伝えておきます」
「それより、この前頼んだアレは出来ましたか」
「ああ、デモンベインの術式か。アレはまだ威力がでかすぎて警備とかじゃ使えないから調整中だ。神聖と魔性が高い物もあるし実用化が怪しい。オレとかエヴァ、あとはぎりぎりアリスじゃないと使えんぞ」
「ネギ君は」
「イタクァを握らせた時点で
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