クズノハ提督着任
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まりました」
そう言って間宮は店の中へと入って行った。
「あの…電の分まで」
「さっきから喋り疲れただろう?これはほんの僅かな労いとでも思ってくれ」
とか言いつつも間宮の方をじっと見つめている辺り、むしろ葛葉の方がアイスを心待ちにしている様であった。
「あの…」
「ん?」
「あ、あのっ!……ありがとう。」
葛葉は何も言わず親指を立てて笑顔を浮かべた。
「美味しかったのです」
「やっぱり甘い物を食べてる時は幸せだな…」
甘味処間宮にてアイスを食べ終わった二人はそろそろ建造が終了していることに気がつき、足早に店を出た。
「さて、誰が来るかな…楽しみだな」
「建造ドックにて待機していると思うのです」
「駆逐艦にも色々種類があるのだろ?」
「分け方は色々ありますが、睦月型、吹雪型、暁型、初春型などなど全部挙げるのが大変なくらい沢山あるのです。ちなみに電は暁型の四番艦なのです」
そんな会話をしている内に二人は工廠の部屋へと到着した。中では初仕事を終えて満足そうに休んでいる妖精さん達の姿も見えた。
「ほ、本当に…船が出来てる…」
「建造が終了したのです」
「妖精さん…凄いな…」
「あ、来た来た!こっちよこっち」
葛葉がしみじみ感心していると妖精さん達のいる方から二人を呼ぶ声が聞こえてきた。
「雷よ!かみなりじゃないわ!そこのとこもよろしく頼むわねっ!」
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