閑話ー聖槍と聖剣の英雄ー
70.剣技連携
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の手刀が黄金の輝きを増して左腕を動かす。
手刀五連撃技《五連星》物理五割、聖五割
星を描くように手刀の刃が金牛を切り裂く。
このままいけばスキルディレイが発生してしまう。だが、俺が得意とする技後硬直が起きる前にスキルとスキルの合間をくぐり抜け、右腕を技後硬直が起きる前に動かす。
右腕を地面と垂直にし、膝を曲げる。右の手刀が黄金からブルーの光を纏う。
手刀縦剣技《上波烈》物理六割、氷四割
下から上へと振り上げられた右の手刀が牛頭巨人の腹を深く抉る。
キリトの右の剣も腹部を抉る。
孤を描く水平斬り、上向きに垂直斬り、続けて下向きに垂直斬り。
片手剣重三連撃技《サベージ・フルクラム》物理五割、氷五割
キリトも俺同様に技後硬直が起きる前に右のスキルと左のスキルを繋げたのだ。
キリトはとどめの一撃を繰り出そうと動き出す。俺も同時に動く。
俺もキリトがこのシステム外スキルを使い出した時には、正直驚いた。
だが、正確に言えば、俺のスキルとキリトのスキルは同じように見えて違うもの。いうならばキリトが正当で俺が邪道というような形になっている。
そして俺が行う邪道のスキル。成功確率は少ないがここで決めなければならない。二つのソードスキルを繋げる今までとは違う新たなシステム外スキル。
一から一ではなく……一から二へと創り出す新たなるスキル。
「く……おッ!」
キリトの刃が水色に輝いた。バックモーションの少ない垂直斬りから、上下のコンビネーション、そして全力の上段斬り。
片手剣四連撃技《バーチカル・スクエア》
すでにキリトの斬撃数は唯に十五は超えているだろう。
キリトが繋いだ一瞬の隙に右と左の手刀を次のモーションへと移行させる。
その間にキリトは、自分ではほぼ無理と言っていた四回目のスキルへと繋ごうとしていた。クラインたちも二回目のソードスキルを起動していた。
キリトの左手の剣が、深紅のライトエフェクトを纏う。ジェットエンジンの轟音とともにキリトの突進。
片手剣重単発技《ヴォーパル・ストライク》物理三割、炎三割、闇四割
途轍もない衝撃音とともに激しく金ミノタウロスがノックバックする。
それとともにキリト、クラインたちが長いスキルディレイに入る。
金ミノタウロスのHPゲージは、真っ赤に染まる。
巨大な角の牛頭はニヤリと笑った。敵が先にディレイから回復する。
だが、俺のみソードスキルは今だに起動していない。そういうよりかは、スキルが起動していながらそれを無理矢理止めている。
だが、この瞬間に止めていたソードスキルを一気に解き放つ。
黄金を纏っていた両の刃は爆炎を纏い両腕を鳳凰の翼のように広げ、突進する。
二手刀流上位突進連技《鳳凰刃》炎八割、物理二割
爆炎の刃が金牛に
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